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接触冷感クールグローブ7種の表面温度をサーモグラフィで計測「この夏のベストバイが分かった!」

今年も梅雨明け後は猛暑の予報が出ている。ラウンドでは接触冷感の機能などが付いたヒンヤリするモノを使いたい。そこでおすすめしたいのが手元を冷やしてくれる『クールグローブ』だ。だが種類がありすぎて、何を選べばいいのか分からない。そこで実践的なレッスンが人気のティーチングプロ、北野正之にチェックしてもらった。

「最初に付けた瞬間から生地が冷たく感じられて、着用し続けても通気性の良さや汗などに反応してヒンヤリしてくれます。たかが手元と思うかもしれませんが、手元には体温を調節する血管が通っています。冷やすことで体の深部体温の上昇を抑えることが期待できますし、実際、手を冷やすだけでかなり涼しく感じられますよ」
 
最新の『クールグローブ』は手のヒラ側のグリップ力にもこだわっていて、通常のグローブに近い質感のモノやシリコンプリントで滑りにくくしたものもある。「ぜひ自分に合ったものを見つけて、夏ゴルフを楽しんでほしいです」と、北野はいう。
 
比較テストは瞬間的な冷たさ、冷感の持続力、付け心地、クラブの振りやすさ、コストパフォーマンスの5項目から評価を下し、合わせてサーモグラフィで表面温度を計測した。結果はS+、S、A+、Aで表し、ベストバイを決めた。
 
「『クールグローブ』の多くはUVカットの機能も付いているので、長袖の『冷感インナー』と合わせて紫外線対策に使うのもおすすめです」という北野が、S+評価でベストバイに選んだのは?
 
●付けた瞬間から超ヒンヤリでグリップ力もハイレベルだったミズノ『W-GRIPクール』
「手全体がヒンヤリ冷たく感じられて、日差しが強い日でも快適。手のヒラに施されたシリコン加工プリントによって、グリップが握りやすいし、人差し指の部分にも加工があるので、両手が一体になる感覚がある。接触冷感も、グリップとしての機能もハイレベル」
 
惜しくもベストバイには選ばれなかったが、やはりS+評価で次点に入ったのは?
 
●メッシュなのに締まる感覚のキャスコ『ウェザーフリークール』
「グローブの広範囲にメッシュが使われ、通気性の高さは圧倒的。メッシュは通常、フィット感が落ちやすいが、独自の伸び過ぎない生地と構造の工夫によって、フィット感・グリップ力とも高いレベルに仕上がっている。真夏に長時間付けても楽な感覚のクールグローブだ」
 
次のS評価に選ばれたのは?
 
●濡れるとヒンヤリする強い涼感のアディダス『COOLHIGH GRIP 24グローブ』
「グローブ内側にキシリトールを配合した特殊なプリント加工が施され、汗などで濡れるとヒンヤリ冷たく感じられる。甲側はメッシュ生地の効果で通気性が高く、涼しい。中指、薬指、小指のしっかり握りたい3本に滑りにくいシリコンプリントがされているので、グリップを充分に握れることもポイント」
 
続くA+評価を得たのは3点。
 
●やわらかい生地が手になじむフットジョイ『StaCool EX』
「生地の柔らかさが特徴的で、装着すると手になじむし、接触冷感でしっかりヒンヤリしてくれる。甲側はサラッとしていて通気性が良く、快適さが長持ちする。吸湿速乾やUVカットなどの機能も備わっていて、総合的な性能が高い。通常のグローブに近い質感なので、初めての人でも違和感がない」
 
●甲側がヒンヤリ涼しくドライな生地で快適なロイヤルコレクション『HIGHGRIP&COLD』
「甲側に接触冷感機能を持ったメッシュ素材が採用され、程良いヒンヤリ感が長く続く。手のヒラ側には柔らかく耐久性の高い独自の生地が使われていて、しっかりグリップを握れるし、ドライで快適。手汗をかきやすい人におすすめ」
 
●じわじわと冷たくなる持続力の高さがあるテーラーメイド『T-ICE グローブ』
「汗に反応してヒンヤリする特殊加工が施されていて、着用を続けるうちにじわじわと冷たくなってくる。甲側がギュッと締まるのでフィット感は強め。手のヒラ側には通常のグローブと同じ合成皮革が使用されているので、ナチュラルな握り心地に仕上がっている」
 
そしてA評価だったのは?
 
●シリコン加工による強いグリップ力が魅力のブリヂストン『ULTRA GRIP COOL』
「気化熱を利用した冷感素材でグローブ内を快適に保つ。グリップ力も高く、しっかり振り切れる」
 
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