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2週連続で渋野日向子に集まるギャラリー写真が閲覧トップ 3年ぶりに日本で行われた米ツアー「TOTOジャパンクラシック」【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

昨年の「TOTOジャパンクラシック」初日の渋野日向子(撮影:佐々木啓)

いよいよ3月2日に2023年日本女子ツアーが開幕する。11月末の最終戦まで38試合、どんな戦いが繰り広げられるのか。22年シーズンを振り返って占いたい。ALBA Netおなじみの「ライブ写真」で、各大会期間中に閲覧数が一番多かった写真から振り返る。

「TOTOジャパンクラシック」(11月3日~6日、滋賀県・瀬田GC北コース)で最も閲覧が多かったのは、大会2日目に渋野日向子を応援するギャラリーで賑わった写真。同大会は3年ぶりの日米共同開催試合だった。

初日3オーバーで迎えた2日目。最終9番パー4で渋野はピンが揺れるほどの強風のなか3.5メートルのバーディパットを決め、ギャラリーからは大きな拍手を浴びた。5バーディ・2ボギーとスコアを3つ伸ばし、初日の3オーバーからトータルイーブンパーに戻して3日目に進んだ。

そして3日目、「本当にただただイライラする一日だった」と試合後に振り返った渋野。それでもショットの調子が上がらずチャンスがなかなか作れないなか、2バーディ・2ボギーのパープレーで終わることができた。その理由は「元気の源」と、渋野が呼ぶ子どもたちがいたからだという。

「あの子たちがいなかったら相当打っていたんじゃないかというくらい、心のなかは乱れていました。本当にいてくれてよかったと思います」と、渋野。

最終日も伸ばせずにトータル1オーバーの64位タイで終えた渋野は「4日間いいところなし」と、振り返った。だが、渋野の応援にかけつけた多くのギャラリーに対して「たくさんのギャラリーさんが来てくださって、最後まで応援してくださった方々には感謝しかない」と、感謝の気持ちを話していた。

前週の「樋口久子三菱電機レディス」も渋野の周りがギャラリーで溢れる写真が閲覧トップになっていたが、渋野にとってこの大会含め、応援してくれるファンのあたたかさを再確認した2試合となった。

優勝はトータル20アンダーでジェマ・ドライバーグ(スコットランド)が果たした。「日本の選手はすごく強いというのがよく分かった。彼女たちもアメリカに来れば勝てる実力があると思った。すごく素晴らしい選手が多い。特にマナーの面では感心することが多かった」と、話した。

日本ツアー初のスコットランド人優勝についてジェマは、「すごくうれしい。ずっと待ち焦がれていた初優勝を、日本で挙げられてよかった。これまですごく長く感じた。15歳の頃からツアーで勝ちたいという夢を持ち、それをやっと叶えることができた」と、喜びを表した。

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