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「今年の御殿場にアジャストしていく」グリーン上で苦しんだ石川遼は25位発進

同大会3勝の石川遼でも御殿場Cの難グリーンには手を焼いた(撮影:上山敬太)

<三井住友VISA太平洋マスターズ 初日◇9日◇太平洋クラブ 御殿場コース(静岡県)◇7262ヤード・パー70>

大会3勝を挙げている石川遼は、3バーディ・2ボギーの「69」。首位とは3打差の1アンダー・25位タイで初日を終えた。「首位の4アンダーっていうのも素晴らしいスコアだと思うのですけど、ビッグスコアがひとりも出てないっていうのが、それ(難易度)を物語っている。すごく難しかった」とこの日を振り返った。

10番からスタートした石川は、14番で初バーディ。しかし、17番、18番で連続ボギーを喫した。「18番は去年の最終日のピンポジションですし、(一日を通して)結構トリッキーなところに切っている所が多かった。なかなか一辺倒でいかない難しさがありましたね」とタフなコースセッティングに苦労した。

そして前日には、「グリーンがすごく硬くて速い。(本番が)ちょっと怖いなと思うぐらいの仕上がりです」と話していた石川。その予感は的中したようで、「あれだけ火曜日に雨が降ったので、ものすごく柔らかくなるのかなと思っていたのですけど…。しっかり締まっていて硬いです。カップの位置もトリッキーでしたし、読み切ることが難しかった」と難グリーンに手を焼いた。

それでも首位とは3打差。まだまだ射程圏内だ。明日は雨が降ることが予想されるが、「雨が降るとランが出なくて難しくなるホールが多くなるのかな、という予感はしていますね。でも、自分の中では特に技術的に修正するところはないので、今年の御殿場にアジャストしていきたい」。大会史上最多の4勝目へ、静かに闘志を燃やす。(文・神吉孝昌)

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