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岩井明愛は3週連続V遠のく『77』 厳しい状況も「ぜんぜん諦めていない」

岩井明愛は「77」で急落。史上3人目の快挙は大きく遠のいた(撮影:佐々木啓)

<日本女子オープン 3日目◇30日◇芦原ゴルフクラブ 海コース(福井県)◇6528ヤード・パー72>

全美貞(韓国)、鈴木愛に続く史上3人目の3週連続優勝を目指している岩井明愛が厳しい状況に追い込まれた。首位と3打差の2位から出た3日目は2バーディ・7ボギーの「77」でトータル2アンダー・20位タイまで後退。トップの原英莉花とは9打差で最終ラウンドを迎える。

「苦しかったですね。気持ち的には(苦しさは)なかったのですが、プレーはとにかくうまくいかなかったです」と話す通り、何をやってもうまくいかない日。前半は1番でバーディが先行するも2番でボギー。5番からはボギー、バーディ、ボギーと流れを作れずに後半へ。10番もボギーとすると、その後もズルズルと後退していった。

記録に期待がかかる今週の戦いは大きな注目を集めているが、岩井自身はそこまで気にしていなかったという。前日の2日目には7ラウンド連続で守ってきた首位の位置を明け渡したが、それでも優勝が見える位置だっただけに、この日は少しこたえるラウンド。「でもこういう日は試合中に1日はあるので仕方ない」ともう一度気持ちを奮い立たせる。

「ゴルフは何が起きるかわからないので、ぜんぜん優勝は諦めていません。また明日頑張ります」と大逆転での勝利を頭に入れながら残り18ホールへ。「自分のプレーができたら結果もついてくる」とひたすら自分との戦いに没頭する構え。ひとたび風が吹けば、上位陣も落とす可能性だってある。まずは目の前の一打一打に集中し、わずかな可能性にかける。

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