全米プロもLIV排除なし! 23年の出場資格が正式発表
22日、前日のR&Aが発表した「全英オープン」に続き、PGA・オブ・アメリカが5月18~21日、ニューヨーク州のオークヒルCCで開催される「全米プロ」の出場資格を発表。『LIVゴルフ』に参戦している選手も資格を獲得すれば出場できることが明らかになった。
12月にマスターズ委員会、2月には全米オープンのUSGA、全英オープンのR&AにPGA・オブ・アメリカが加わり、四大メジャーのいずれもLIVゴルフの選手は排除されず、資格を得れば参戦できることになった。
また、今年から新しい出場資格が加わることも発表。インターナショナル・フェデレーション・ランキングの上位3名が獲得する。このランキングは先月、世界ゴルフランキングから発表されたもので、アジアンツアー、日本ツアー、オーストラリアPGAツアー、南アフリカのサンシャインツアーでプレーする選手が対象となる。
PGA・オブ・アメリカのセス・ウォー会長はPGAツアーとLIVゴルフが対立する現状を踏まえ、「われわれの決断は常に大会を最もすばらしいものにすること」とし、「悲しいことに、プロゴルフの現状はゲームの将来にとっていいものとは言えない。早期解決を望んでいるが、その間も我々はゴルフの発展のために集中する」とコメントした。
多くのLIVメンバーが全米プロの出場資格を得ており、2021年大会覇者のフィル・ミケルソン(米国)、昨年の全英オープン覇者キャメロン・スミス(オーストラリア)や、新たにLIVで戦うことになったミト・ペレイラ(チリ)、ブレンダン・スティール(米国)らは昨年大会15位内の資格で出場権を得た。(文・武川玲子=米国在住)
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