タフなラフに打ち克つ「夏芝ウェッジ」

「自分のレベルに合わせたソール形状やバウンス角なども考慮して選びましょう」(クラブフィッター・橋本氏)

実際に試打をしてフィーリングに合うものを選ぶ

フェアウェイキープし続ければ当然関係のない話だが、真夏のゴルフではラフが力強く生い茂り、一度入ってしまうとボールが出にくかったり、逆にフライヤーのリスクも高いのは周知の事実。特にショートゲームでは、ウェッジでのコントロールショットがスコアメイクに直結するので、タフな夏芝にも負けない頼れるウェッジが欲しいところだ。
 
「繊細なフィーリングでボールにコンタクトするウェッジは、夏芝のような強いラフにおいては特に初心者ならより扱いやすく、上級者ならより操作性の高いモデルが求められます」とその重要性を語るのは、ヴィクトリアゴルフ御茶ノ水店でクラブフィッターとして活躍する橋本大輔氏。
 
「今では3〜4本のウェッジでセッテングするのは当たり前の時代。単純に距離だけではなく、ラフの状況に合わせて選べるようにしておきましょう」と提案する橋本氏に、この夏のおすすめモデルをピックアップしてもらった。

独自の“くぼみ”で抜け感も秀逸な〈スネークバイト〉

リッキー・ファウラーが使用することでも知られるコブラ。3タイプのソール形状から選べる〈スネークバイト〉は操作性に優れた中・上級者向けのモデルである。精悍なサテン仕上げのブラック、光沢感が美しいクロムメッキ仕様の2種類を用意。
 
「トレーリングエッジの中央に独特の“くぼみ”があるので抜け感が良いのが特徴。溝には『スネークバイト・グルーブ・テクノロジー』が搭載され、操作性も安定していますし、スピン性能も強烈です」(橋本氏)

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