腕は三流?でも掛け声は一流でいこう! 【出世にも役立つ】カッコいいゴルフの掛け声用語集
3.かっこいいゴルフの掛け声【プレーを褒める編】
掛け声の基礎をマスターしたら、応用を覚えていきましょう。バリエーションが多いほど、ゴルファーとしての“こなれ感”が演出できます。
グッドショット
「ナイスショット」は和製英語だというのは有名な話。正しい英語では、「グッドショット」と言います。「ぐっど・しょっと」とみなまで言わず、「グッショ!」と略して発音するとカッコよく聞こえるでしょう。
ナイスタッチ
タッチとは「Touch(さわる)」の意味。アプローチショットやパッティングの際、カップインはしなかったけれど、ボールがカップにいい具合に寄った(良い距離感だった)時に使う掛け声です。あくまでも「“さわれる”くらい近づいた」距離であることをわきまえておきましょう。
ナイスパー、ナイスバーディー
言わば「ナイスイン」の応用です。同伴者がパーで上がったら「ナイスパー」、バーディーの場合は「ナイスバーディー」と具体的な掛け声をすることで、よりおめでたさを示すことができます。
初心者の頃は同伴者のスコアまで把握できないと思いますが、その余裕ができたらぜひ、使ってみてください。
エクセレント、ビューティフル
ともに英語圏でよく使われる掛け声で、「ナイスショット」「グッドショット」の応用として覚えておくと便利です。バリエーションを増やしたいと思ったら、取り入れてみてはいかがでしょうか。英語圏でゴルフをする際も役立ちます。
「いい音ですね!」「当たりは最高!」
ドッグレッグホールなどボールの行方がわからない状況で、でも何か言わなくては……という時に便利なのが打球音や当たりの良さを褒める掛け声。打った本人は「自分のボールどこに落ちた?」と不安を抱えているでしょうから、そんな時は抽象的でポジティブな掛け声が一番です。
4. かっこいいゴルフの掛け声【ボールに声援編】
ゴルファーはボールに対して、「もうひと粘りして!」とか「そこで止まってくれ!」とか念を送るものですが、それらを英語でサラッと表現できる掛け声を紹介します。
ゴー(Go)
ボールがもっと遠くへ飛んでほしい時に、「行け~!」という思いを込めて使う掛け声です。グリーンまであとちょっとで届きそう、という状況の時などに「ゴー!」と叫ぶといいでしょう。
当たりはいいけれどOBになりそうな時には禁句です。
ダウン(Down)
打ったボールがグリーンを飛び越えて向こう側に行きそう……というような時に、「ボールよ、落ちてくれ」という意味を込めて使う掛け声です。
ステイ(Stay)
「Stay」とは「とどまる」という意味。フェアウェイやグリーンに乗ったボールが、そこから出てしまいそうな時に使う掛け声です。
バイト(Bite)
特にグリーン上でボールが転がっている際、芝を噛む(Bite)ようにしてピタッと止まってほしい時に使う掛け声です。
カット(Cut)
「Cut」とは「切る」という意味。左に飛び出したボールに対して、右に返ってきてほしい際に使う掛け声です。
ただし上級者の場合、あえて左を狙い打っている場合もあるので、本人の反応を見てから使ったほうが無難です。
フック(Hook)
「カット」の逆で、右に飛び出したボールに対して、左に返ってきてほしい際に使う掛け声です。
こちらも、わざと右に打ち出した場合があるので、判断がつかない場合は封印しておいたほうがいいでしょう。
5.かっこいいゴルフの掛け声【なぐさめ編】
とんでもないミスや不本意なショットが続いている時、本人の心は混乱し、マイナス感情が渦巻いています。そこで投入したいのが、なぐさめの掛け声です。
ナイストライ
「トライ」とは「Try(試す)」の意味。「ナイストライ」は、果敢にトライしたけれど上手くいかなかった際につかう掛け声です。
見ている側からすれば無謀とも思える攻め方でも、その勇気を心から称えましょう。
ナイスリカバリー
「リカバリー(Recovery)」とは「回復、復旧、取り戻すこと」の意味。林の中、バンカーといったピンチを抜け出し、グリーンに乗ったり近づいたりした時に使う掛け声です。
「ナイスアウト」と同じような意味ですが、林やバンカーに限らす、厳しい状況を脱した際に用いられることもあります。
「銀座の天婦羅」「三浦とどかず」などのダジャレ
テンプラはテンプラでも味は一流の「銀座の天麩羅」、打ったボールがショートした際は、俳優の三浦友和ならぬ「三浦とどかす」など、昭和のダジャレ系掛け声はバリエーションが多彩で味わい豊か。当時、ゴルフがいかに多くの人に親しまれていたのかがわかります。
同伴者のメンツにもよるでしょうが、知っておいて損はないはず。テンプラやショートといった残念なショットは、ダジャレでズッコケに変えましょう。
昭和の香り漂うダジャレの掛け声は他にもいろいろあるので、ぜひ探してみてください。
6.イラッとくるゴルフの掛け声【地雷編】
本人はよかれと思ってかけた言葉が地雷だった、ということはよくある話。そうした事態を招かぬよう、避けるべき掛け声を紹介します。
「ちょっとダフっちゃいました?」「今日は不調ですね」
ミスしたか否か、好調か不調か否かは、本人が一番よくわかっているもの。少なからずショックを受け、どう挽回しようかイライラ、モヤモヤしているわけです。その傷に塩を塗るような掛け声をされては、「イヤミか!」と言いたくなるのは仕方ありません。1度ならともかく、仏の顔も三度まで。ミスするたびに言われたら、ケンカ打ってるのかと思われても仕方ないでしょう。
その後はお互いギスギスした雰囲気の中、プレーを続けなくてはいけません。周りのプレーヤーにとってもホラーですよね。
いくら同伴者が豪快な凡ミスをしても、絶不調にあっても、ネガティブな掛け声や発言はご法度です。前出の「いい音ですね!」「当たりはよかった!」など、ポジティブな言葉に変換して声がけするようにしましょう。
「手打ちになってましたよ」「あの時はこう攻めたほうが……」
ベテランゴルファーの中には他のゴルファーのプレーに対して、ミスの原因をあれこれ分析したり技術的なアドバイスしたりする人もいるようです。親切心から口に出てしまうのでしょうが、アドバイスされる側にとってはズバリ大きなお世話です。
仮に打ち方に対する助言を受けたとしても、ラウンド中、すぐに欠点を改善することはほぼ不可能でしょう。結果が出なければ、お互いさらに気まずい思いをするはずです。
そのプレーヤーの攻め方、打ち方が明らかに間違っていても、アドバイスしたい思いは心に留めておくべきです。競技ゴルフではペナルティになるアドバイスもあるので、なおのことご注意を。
「ドンマイ」
思わず口にしがちな「ドンマイ」ですが、実はこれも取り扱い注意。なぜなら、「ドンマイ」は「Don’t mind(気にするな)」で、上から目線だと感じる人もいるからです。
また、上級者の中にはあえて左右に曲げたり、距離感を加減したりしたコントロールショットを打つ場合があるので、仮にショートしても、「ドンマイ」ではなく計算通りというケースもあり得ます。そこに、「ドンマイ!」「あ~残念」「◯◯さんにしては、珍しいですね」などの声をかけると、ムッとされるかもしれません。
若干、窮屈ではありますが、頭に入れておくといいでしょう。
英語の掛け声を多用しすぎる
前述の「グッショ!」「エクセレント!」「ゴー!」など英語の掛け声はカッコよく、通っぽさが出るのですが、「Get in the hole!(入っちゃえ)」「Hung On!(持ちこたえろ!)」など、日本のゴルファーにあまり知られていない表現をとってつけたように多用しすぎると、“かぶれた人”と思われるかもしれません。まわりの人も、「普通にナイスショットと言えばいいのに……」と、うんざりしていると思われます。
7.まとめ
いろいろな掛け声を紹介してきましたが、これらは発した本人が自己満足するためのものではなく、他のプレーヤーに対してかける声援であり、ねぎらいの言葉であることを意識しましょう。同伴者からいいタイミングで「ナイスオン!」「ナイストライ!」などの声が挙がれば、「みんなが自分のプレーを見守ってくれている」という安心やうれしさを感じるもの。その気遣いこそがありがたいのです。
他のプレーヤーにもそう感じてもらえるよう、素敵な掛け声ができるゴルファーになりましょう。
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