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西村優菜は米2戦目で初の週末進出も…「予選通過でよろこんでいる自分が悔しい(笑)」

西村優菜は予選通過に安ど(撮影:ALBA)

<DIOインプラントLAオープン 2日目◇31日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>

カットラインを1打上回るトータルイーブンパーで迎えた終盤8番のパー4。およそ1.2メートルのパーパットを決めた西村優菜は、力強くこぶしを握った。「あそこで外しちゃうと9番がきつかった感じもする。いいパットだったと思います」と、最終9番も2オン・2パットのパーでホールアウト。40位タイで予選通過を決めた。

先週の米ツアーデビュー戦で惜しくも逃した週末への切符。「あまりいいショットが打てなかったけど、そのなかでもなんとか踏ん張れた。とりあえずはホッとしています」と振り返り、安どが入り混じった朗らかな表情を見せる。

「本当にボロボロで、どう修正したらいいかもわからず…」と初日は苦しんだ、西村の“生命線”ともいえるショット。夜が明けてもその気持ち悪さはぬぐえずに、ティオフを迎えることになった。それでもこの日は、前半の14番、15番はショットでのチャンスメイクで連続バーディが先行。後半は4番でこの日唯一のボギーを喫したが、6番はPWで3メートル、7番パー5ではアプローチを1.5メートルにピタリとつけてバーディ。カットラインから1打ビハインドでスタートしたなか、2打上回って2日目を終えた。

4バーディ・1ボギーの「68」でのプレー。「まずは予選通過を考えながらやっていたので、スコアを出せたのは良かったかなと思います」と話す一方で、「予選通過でよろこんでいる自分が悔しいです(笑)」。“ルーキー”西村が目指すのは、さらに上のステージだ。

週末での上位浮上のために修正すべきポイントは、「フィーリングが全然ダメ」というショット。この日は持ち球がドローにもかかわらず、「ドロー打つとブレてる気もしたので」とカットめのスイングでストレートやフェードめの球で攻めていた。

米ツアーメンバーとして初めて予選通過を果たし、あとは上を見るだけだ。「攻められる回数も多くなるので違ったゴルフができるかな。このあと(ショットを)調整する時間もあるので、フィーリングが良くなるように調整したいです」と生命線を取り戻し、バーディ量産をねらう。(文・笠井あかり)

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