プラチナ世代・政田夢乃が“5度目の正直”で突破「子どもたちが憧れる選手に」【プロテスト合格者の声】
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の2023年度最終プロテストが終了し、21名の新たなプロゴルファーが誕生した。それぞれの思いを持って4日間72ホールを走り抜いた96期生たち。今回は元ナショナルチームの稲垣那奈子やプラチナ世代の政田夢乃ら8人(15位T~19位T)の喜びの声をお届け!
■稲垣那奈子 早大出身で元ナショナルチームメンバー(15位T、-6)
「(最終日の)17番のバーディパットは手がむっちゃ震えてました。この4日間はパターで苦しみましたが、それが入らないならとショットに集中しました。一緒にプレーした先輩たちが『1年前より上達してるよ』って言ってくれたので、そう思うようにします(笑)。応援される選手になりたい。たくさん勝って、競技にかかわらず名前を知ってもらえるように頑張ります」
■木村怜衣 椎間板ヘルニアを乗り越えて合格(15位T、-6)
「3年ほど前から発症しているヘルニアが去年ピークで、痛み止めを飲んでもうつぶせて寝るだけという状況にもなりました。1年前に1次予選で落ちた時は、体もゴルフもボロボロでした。病院を紹介してくれたコーチや、ゴルフをあきらめないようにしてくれた両親に感謝です」
■與語(よご)優奈 ECC学園高初のプロ入り(15位T、-6)
「ショットもパットもブレることなく、最後までいい緊張感のなか回れました。3日間バーディだった18番で最後獲れなかったのは悔しいですね。いろんな方に応援されるプロになりたい。得意クラブはアイアンです」
■政田夢乃 “5度目の正直”で通過したプラチナ世代(15位T、-6)
「10番からの3連続ボギーの時は苦しかったし、悪いことも頭をよぎったけど、一緒に回っている選手のみなさんが声をかけてくれて、回り切ることができました。これまでのつらかったことも含めて、すべて今に生きているし、これからのプラスになると思っています。私も宮里藍さんがプロを目指すきっかけになったので、子どもたちが憧れる選手になりたい」
■中野恵里花 6度目のプロテストで合格しツアー返り咲き(19位T、-5)
「やっと合格できてうれしい。今年はとにかく緊張した場面でいかに気持ちよく打てるかというところにフォーカスして練習をやっていました。それが4日間できて、合格できたと思います。私の武器はアイアンショット。将来はレギュラーツアーで何勝もできるようなプロになりたい。憧れは申ジエプロ。世界で活躍されているのもそうですけど、プレースタイルとか人間性も含めて、すべて憧れです」
■ベイブ・リュウ 合格者最年長の30歳(19位T、-5)
「一打一打集中してやった。(単年登録選手としてツアー参戦していたいた時から)規則も変わり、年齢も30歳になったので、本当は今年でやめようかなとも思っていた。将来は私の師匠のセン・セショウ(台湾)のようになりたい。もうしばらく頑張ります(笑)」
■神谷和奏 22歳の若きママさんゴルファー(19位T、-5)
「苦しい時はヤーデージブックに『今、焦ってます』とか、心の声を書き出して、そこで全部吐き出しながらプレーしました。娘が待っていてくれるというのが励みでした。家族を持ちながらゴルフをする人たちに勇気が与えられるような選手になりたい。娘には『ありがとう』って伝えて、さびしい思いをさせたのでたくさん遊びたいです」
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