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「モチベーション」は海外メジャー出場権 西村優菜が米挑戦前の国内最終戦へ 

今大会を終えると、国内でこの笑顔を見られるのは、しばらく先となる(撮影:上山敬太)

<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 事前情報◇8日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>

今季から米国女子ツアーに本格参戦する西村優菜は、この試合を終えるといったん日本での試合に一区切りをつけ、新天地での戦いに備えていく。「あまり特別な気持ちは正直ないですが、たくさんのファンの前でプレーするのは(米国で5月に行われる第1回)リシャッフルまでないので、それも楽しみたい」と“壮行試合”を迎える。

すでに3月23日から始まる「LPGAドライブオン選手権」(アリゾナ州)にはエントリー済み。144番目の出場者とギリギリの滑り込みだが、ここがデビュー戦になる予定だ。さらに翌週の「DIOインプラントLAオープン」(カリフォルニア州)は、現在「ウェイティング2番手」という状況。その先も、何試合に出られるかの予定はたてづらいが、「現地でしっかり準備しながら」チャンスを待つ。

そんななか、この高知での「一番のモチベーション」と語るのが、世界ランキング40位以内に入り、4月20日から始まるメジャー大会「シェブロン選手権」(テキサス州)の出場権を手にすること。現在、同45位という立場で、「(今週)優勝してもどうかな、ワンチャン(可能性があるかないか)という感じ」というが、最後まで大舞台でプレーできることを信じて戦い抜く。

今週は同級生で親交も深い古江彩佳が出場。ひさびさの再会も果たした。プロアマプレー中の待ち時間に会話も交わしたようで、「(古江から)『太った?』って聞かれました(笑)。トレーニングをしてきたから、体がしっかりしてそう見えたのかもしれないですが、第一声それ?って。失礼しちゃうわ!」と満面の笑み。「ひさびさに会えてうれしかったですね」と、楽しい時間も過ごせた。

ここからはそんな親友と再び同じフィールドで戦っていく。まずは5月14日の「コグニザント・ファウンダーズカップ」終了後に行われる出場優先順位入れ替えのリシャッフルまでに結果を残し、現在の161位という位置から浮上、それ以降の出場試合数を増やすことが当面の目標になる。ここ高知での活躍を弾みにしたい。(文・間宮輝憲)

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