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ライダーカップの米国チーム選出に“逆転劇” LIV勢のケプカ、ポイントランクで選出ならず

ケプカは押し出されてランキング圏外へ。ライダーカップの出場はどうなる?(撮影:GettyImages)

今年9月にイタリア、ローマのマルコ・シモーネG&CCで開催される欧米対抗戦「ライダーカップ」。その米国チームのメンバー12名のうち、6名は米国男子ツアーのプレーオフ第2戦「BMW選手権」(8月17~20日)終了時点でのポイントランキングで決定する。

この大会で8位タイに入ったザンダー・シャウフェレ(米国)がランキング7位から6位にアップして出場権を獲得。マックス・ホーマ(米国)も大会を5位タイで終え、ランキングは6位から5位へ浮上。ライダーカップ初出場を決めた。

これにより、前週までランキング5位だったブルックス・ケプカ(米国)が7位に後退。ポイントランキングでの出場権獲得とはならなかった。ケプカが戦う「LIVゴルフ」ではポイントは得られないが、今年は「マスターズ」で2位、「全米プロ」では優勝を飾り、ポイントを獲得していた。

残りの6名は、プレーオフ最終戦「ツアー選手権」(8月24~27日)終了時に、米国チームのキャプテンを務めるザック・ジョンソン(米国)が“キャプテンピック”として選出する。

米国チームのポイントは以下の通り。

1位 スコッティ・シェフラー
2位 ウィンダム・クラーク
3位 ブライアン・ハーマン
4位 パトリック・キャントレー
5位 マックス・ホーマ
6位 ザンダー・シャウフェレ

7位 ブルックス・ケプカ
8位 ジョーダン・スピース
9位 キャメロン・ヤング
10位 コリン・モリカワ
11位 キーガン・ブラッドリー
12位 サム・バーンズ
13位 リッキー・ファウラー
14位 デニー・マッカーシー
15位 ジャスティン・トーマス
16位 ルーカス・グラバー

初出場のホーマは「プレーオフが始まってから、ライダーカップ出場権を獲得することが目標だった」と大喜び。逆転で滑り込んだシャウフェレは「じっと座ってキャプテンから電話を待っているのはしたくなかった。自力で出場権を取れてよかった」と胸をなで下ろした。

キャプテンピックで選出されるために、ツアー選手権で好プレーをすることでアピールすることができるが、モリカワ、ブラッドリー、バーンズ、ファウラー、グラバーにはそのチャンスがある。ジョンソンがLIVで戦うケプカを選出するのか、動向にも注目が集まっている。(文・武川玲子=米国在住)

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