デジャヴ? 連覇狙うトム・キムが昨年同様「62」でトップタイに浮上!
<シュライナーズチルドレンズ・オープン 3日目◇14日◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255ヤード・パー71>
ムービングデーの大会3日目、大きく順位をムーブさせたのは昨年覇者のトム・キム(韓国)だった。「62」をマークすると、一気にトップタイへ浮上した。
「すごくいい気持ちだった」と大喜びのキム。「去年この大会で勝っている。だからコースではすごくポジティブな空気を感じている。あの勝った瞬間を再現できると感じているし、少なくとも明日はそのチャンスがある」とPGAツアーで初のタイトル防衛に意気込んだ。
実は昨年大会でも3日目に「62」をマークし、パトリック・キャントレー(米国)と並ぶトップに浮上。最終日は「66」と伸ばして、キャントレーを3打差で退けた。
21歳のキムは、PGAツアー通算2勝。昨年8月の「ウィンダム選手権」でツアー初勝利を挙げた。今年7月の「全英オープン」では足首を痛めながらも2位に入ったが、その無理がたたって症状が悪化。今年はウィンダム選手権を欠場し、タイトル防衛に臨むことすらできなかった。
「だから明日は戦えることが本当にうれしい」とキム。昨年は最終日に5つ伸ばしたが、「グリーンが硬くて難しいコンディションだった。しかし、リーダーボードを見たら上位選手がバーディをとっていた。これはぼくもどんどんとバーディをとらないと、とアグレッシブにプレーした。それが去年、ぼくがやったことだった。今年もしっかりと自分のゲームに集中してプレーする」と気持ちを引き締める。最終日も再び“デジャヴ”となるか?(文・武川玲子=米国在住)
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