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「これは私の去年のスイングです(笑)」 渋野日向子がイベントで挑戦した“初レッスン”…気になるその内容は?

渋野日向子が初のレッスンに挑戦した(撮影:ALBA)

「やったことないです。むしろ苦手。自分のこともわかっていない状態なので(笑)」

こんな前置きとともに、週末の銀座で“渋野日向子スペシャルレッスン”が始まった。これは先週27日に、渋野が出演した日本航空(JAL)主催のファンイベントでの一幕だ。抽選に当たり会場に集まった人たちと、オンラインでトークショーに参加した180名以上の聴衆が、そのアドバイスにくぎづけになった。気になる内容は、どれもアマチュアゴルファーならご指南いただきたいというものばかり。そこで、“シブコの言葉”を読者のみなさんにもお届けしよう。これは告知なしの『緊急特別企画』と銘打たれ、事前に決まっていたクラブ別のテーマについて、司会を務めたゴルフタレントの黒田カントリークラブが渋野に問う形で進行。実際にクラブを握り、動きも見せながら“初めて”のレッスンが行われた。

【ドライバー編】
■プロのように大きなスイングアークをするコツは? アマチュアはスイング時に体が詰まってしまって…

〇渋野の回答
「シャフトのしなりを使って振るイメージが大事だと思っています。(クラブの始動から)トップまで上げるときに手をガチガチにするのではなく、この段階で少ししならせるようなイメージで。しならせながら上げて、下半身を動かして手をおろしていくと少し大きく振れます。

テークバックの瞬間も、シャフトをじゃっかんしならせるイメージで私も振るようにしています。(ヘッドが遅れるイメージ?)おおげさに言うとそういう感じですね。

切り返すときも、上半身だよりでおろそうとすると、どうしてもスイングプレーンが小さくなる。上半身が力むと振りにくくもなるので、私はクラブを少し(トップの位置に)置いておいて、下半身から移動して振る、という意識をもってやっています。フォロースルーを大きくするのは、体の硬さなども影響するので難しい。下半身始動で、クラブのシャフトのしなりを生かそうとすると、少し楽に大きく振れると思います」

【アイアン編】
■5、6番を使いたいけど、ロングアイアンでミスヒットが多い。しっかりヒットするための練習方法はある?

〇渋野の回答
「私もロングアイアンが当たらないのが悩みで、みなさんの気持ちがわかります。しっかりヒットするために私が最近練習しているのはハーフショット。ハンドファストでクラブが入るよう、気持ちボールを右足寄りに置いて打つ練習をしています。

ロングアイアンは、ドライバーみたいに、(インパクト前に)クラブが寝てしまってダフる…みたいなことがある。このクラブが寝て入るというのは、去年の私のスイングなんですけどね(笑)。だからハーフショットで、クラブを立てながら入れる練習をしています。

寝ながら入ると、クラブがインからの軌道になり手前でダフったり、シャンクする原因にもなる。クラブを立て、ハンドファストでしっかり当てることで、ターフもしっかり取れていいボールが打てる。この練習はロングアイアンだけでなくミドルアイアンも一緒。ハーフショットでしっかり練習してから、少しずつトップを高くしていくというのはいかがでしょうか?」

【アプローチ編】
■シブコ流アプローチ練習法を教えてください!

〇渋野の回答
「右手と左手を使っての片手打ち練習はよくしています。そこで気をつけたいのは、手首を動かしてしまうと難しくなって打てないというところ。

しっかり腹筋を使うようなイメージで、(手首は動かさず)全身を連動させて打つ練習はよくやっていますね。アプローチに限らず、全ショットで重要な練習です。そして、片手で自分が打ちたいキャリーを打つのもすごくいいと思います。例えば5ヤード先にキャリーさせたければ、そこにティを置くなりして狙う。うまくいくようになれば、それを5ヤードずつ伸ばすとか。

あとはラウンド前、アプローチ練習場では長いラフからの練習もします。私はいつも58度のウェッジでアプローチをするんですけど、転がしたいときはそれよりもロフトが立っている50度や52度を使って転がしの練習をしています。ただ、みなさんそれぞれ感覚があると思うので、(練習法は)個人の自由で(笑)」

【番外編 フェアウェイウッド】
「アマチュアにとって3番ウッドはほとんど飾りですが…」(黒田)、「それは私もです(笑)」(渋野)、「この状況で『アマチュアは3番ウッドは使わないよー 』って言われたら、それでおしまいなんですが(笑)」(黒田)というやり取りの後、こんなアドバイスもあったので腕に自信ありの方向けの“番外編”として紹介しよう。

■ライは左足下がり。でもどうしても距離が欲しいから3番ウッドを使いたい。こんな時、何を意識すればいい?

〇渋野の回答
「とても難しいですが、私は左足下がりのライでウッドを打つときは、少し短く持って、ハーフショットとまではいかないけど、トップまで上げるようなスイングはしないですね。低いボールでもいいから、頭を上げないように、傾斜なりに打つことを心がけています。(クラブを)短く握って、まずは当てることを考えて。スイングの形も意識しません。

とにかく当てること。そのうえで、トップやダフることを怖がらずに地面をしっかり叩くくらいの意識で振らないと当たらないんだなって私も勉強しています。きれいにボールを打つのは難しい。しっかりボールに向かって、ターフを取るくらいの気持ちで打つように私も頑張ってます

左足下がりはほんとうに難しいです。ライが悪い時はスイングどうこうよりも当てることを一番大事にしてほしいですね。傾斜なりに打って、無理に球を上げようとしない。でも、まずは平たんな練習場でしっかり練習することが大事です! 私も頑張ります(笑)」

会場では、ファンたちがその言葉に耳を傾けながら席上で実際に手などを動かし試していた光景が印象的だった。みなさんも、“シブコレッスン”を次のラウンドに生かしてみてはいかが?

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