渋野日向子は40位で日本大会終了「先が明るいと思えた1週間」 来季シード権かけて米国戦へ
<TOTOジャパンクラシック 最終日◇5日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>
渋野日向子は最終日に3バーディ・1ボギーの「70」で回り、トータル12アンダー・40位タイで母国での戦いを終えた。
前半は1つスコアを落としてハーフターン。だが、後半はボギーなしで3バーディと立て直した。最終の18番ではカップイン後に日本ファンに向けて“シブコスマイル”を見せた。
「とりあえずバーディが獲れて良かったと思うんですけどね…。チャンスを外しまくって、もどかしさもありましたけど、(後半)パー5で2オンを生かせたのは良かったのかなと思います」と悔いが残るラウンドではあったが、アジアシリーズ4試合のなかではベストのトータルスコアで終えた。
「最近の自分のショットの内容や、ゴルフの感じ、自分の感覚を考えると、この4日間をアンダーで回り切れたことは、すごく自分のなかでは大きかったと思います。もうちょっと頑張らないといけなかったとは思うんですけど、いま自分ができる精一杯だったのかなと感じますし、先週や先々週よりもは先が明るく感じるなと思える1週間だったと思う。すごく前向きになれた4日間でした」。
ここ数試合では思うような結果が出ていなかったが、沈みかけていた気持ちが前向きになった。「日本でやるからこそだとは思うんですけど。すごく周りのみなさんに後押しされたというか。本当にいい気分で回れました」と母国ファンの歓声が渋野の励みとなった。
ポイントランキング81位で今大会に挑んだ渋野だが、大量ポイント獲得とはならず、ランキング81位にとどまる見込み。米国で行われる来週の「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」が来季シード権獲得(ランキング80位以内)のラストチャンスだ。
「本当に、相当頑張らないとシードは無理。でも、今自分ができることを全て出し切れるように頑張りたいです」。再び海を渡り、全身全霊で事実上の最終戦に挑む。
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