グリーン周り 芝が薄い状況からのアプローチ(動画あり)
本記事の動画はコチラ!
【動画】グリーン周り 芝が薄い状況からのアプローチレッスンを動画でさらに理解!!
グリーン周りの薄芝からのアプローチ
今回のシチュエーションは、少し大きくてグリーンをオーバーした場合。アンラッキーなことに、芝がなくてボールが少し砂に沈んでいます。
この状況でグリーンが近くにある場合は、非常にデリケートなショットが要求されます。
アマチュアの方が使うクラブとして考えられるのは、パターです。もちろん私も、可能ならば、パターでやろうとします。
ただし今の状況は、ボールの左側(写真はカメラの位置:プレイヤーから見ると左)に芝の盛り上がりがありますので、パターで打った時にそこにぶつかって、いきなり方向が変化したり、距離感がまったく変わってしまったりします。
ですから、こういった沈みがちのディポットやベアグランドのライで、ボールの左側に盛り上がりがある場合は、十分に気をつけなければいけません。
ウェッジの刃でボールを打つ(ヘッドのブレードで打つ)、つまり半分トップさせるような形を考えられる方もいると思います。
しかしいずれにしても、ボールの左側に盛り上がりがある場合は、方向性と距離感が完全になくなってしまいます。
簡単に寄せられそうなものが届かなかったり、または意識しすぎて強く打ち出してしまったり、そういったことが起きる傾向があるので気を付けてください。
薄芝からは「オフグリーンパット」でアプローチする
こういうライの場合、私なら「オフグリーンパット」という打ち方で対応します。
この「オフグリーンパット」というのは、アイアンのウェッジのトゥの部分を使ってボールにコンタクトし、グリーンに転がしていくというショットです。
そのためには、今押さえている人さし指の部分が一番低くならなければいけないので、クラブのシャフトがアップライトに縦になる必要があります。
ですから、通常のライ角ではなく、アップライトに構えることが必要です。
このシャフトの形に似ているもの、約70度くらいのライ角度のクラブを思い浮かべて頂きたいのですが、実はパターなのです。ですから、パターと同じ握り方で打つのが通常です。
パターの構えをして、クラブの先を使いながらストロークし、ボールをグリーンに転がします。
これが「オフグリーンパット」、「オフグリーンパッティング」といわれるものです。
Follow @ssn_supersports