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ゴルファーなら忘れてはいけない落雷の危険 その時あなたが取るべき行動は?

雷の危険を察知したら、プレーを中断。コース内に設置されている被雷小屋などへ避難するのが鉄則

ひと昔前までは、雷がコースに落ちて、救急車を呼ぶという災害報告は絶えませんでした。夏になると、コース内には雷が来たらどうしたらよいのか、という啓蒙ポスターが張り出されたものです。

しかし、現在は、雷で人的な被害が出たという事故報告をあまり耳にしなくなりました。理由は、雨天予報だとゴルフをキャンセルする人が増えたことと、雷雲の接近情報を各コースが高精度得でられるようになり、対応する知識も増え、安全な非難ができているからなのだそう。対策がなされるようになった今、あらためて雷の危険と、もしもの際にとるべき行動について考えてみたいと思います。

“横っ飛び”という専門用語があります。日本中で起きている雷の人的被害があった状況は、雷鳴のみで雨はまだ降っていないときが多いのです。油断しているので、被害は大きくなります。上からではなく、横からでも雷は落ちるという警鐘を含んだ言葉が、横っ飛びです。

ゴルフコースでの雷対策は、スタッフの指示に従うことと、油断せずに早めの決断が大事ということになります。よく見ると、コース内には避難小屋がいくつもありますし、マイクロバスなどがその代わりに設置されていることもあります。落雷の音がしたらとにかく警戒。大きくなってきたらプレーをやめて避難。雨が降っていなくとも避難です。雷雲は自動車並みの速度で近づいてきます。あっという間に、コースに到達するのです。

ご存知の方も多いと思いますが、最も危険な避難は雨を避けようとして大きな木の下に逃げること。雷は高いものに落ちやすいので、実は危険なのです。木の下に避難して、落雷事故に遭うという悲劇はたくさん起きています。

ほとんどのゴルフコースは、民間の気象会社と契約していて、コースに雷雲が近づいて来たら連絡が来るシステムになっています。それを参考に、サイレンを鳴らしたり、スタッフが避難勧告をします。自分は大丈夫、とかではなく、すぐに指示に従うのが鉄則。

最後に、雷は落ちると言っていますが、実際には、雷は地面から上空に電流の柱が登る現象なので、科学的には『登る』という表現が正しいそうです。複数の見えない電流が雲から地上に向かっていき、それが地上に到達すると通電するのが雷だと言われても、ピンと来ませんね。

昔は、雷が来たら、おへそを隠せと言われました。コースでシャツアウトを禁止している例が多いのは、もしかしたら落雷防止なのかもしれません。雷が落ちる前に自らの服装を正す。そういう姿勢が楽しく安全なゴルフに直結するのは、今も昔も変わらないのです。

(取材/文・篠原嗣典)

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