ウィンダム選手権でウェズリー・ブライアンが魅せた!! 何かおかしいスーパーパット動画が公開
米国男子ツアー今季最終戦「ウィンダム選手権」の3日目。17番パー4でウィズリー・ブライアン(米国)が魅せた7メートルほどのバーディパット動画が米国男子ツアー公式インスタグラムで公開された。
「今日のベストパット!」として紹介されたのだが、ブライアンがパターを構える向きがおかしいことにすぐ気が付くはず。なんとピンに正対してアドレスしている。さらに、よく見るとパターのフェースの向きもおかしい。パターのトゥをボールに向けているのだ。
ブライアンのボールが止まっている位置からピンに向かって強烈なダウンヒルとなっており、ウェッジでのアプローチは難しい状況。そこでブライアンが選択したのは、パターのトゥを使って少しだけボールを浮かせて横に出し、傾斜を利用してカップを狙うこと。
通常営業のゴルフ場ではおそらくボールが少し動いて止まるだけだろう。しかし、ここは米国男子ツアー。傾斜の強さに加え、高速グリーンとなれば、この選択も頷ける。ブライアンがちょこっとボールに触る程度でパットすると、狙い通りボールは傾斜をどんどん転がってピンに一直線。そのままカップインしたのだった。
今回公開された動画をブライアン本人も投稿しているのだが、こちらには「The calm before the quad(quadの前の静けさ)」という文字が。実はナイスバーディを奪った直後の18番でクワドラプルボギー(+4)を叩いたのだった。ゴルフは本当に恐ろしいスポーツ。プロであっても、一瞬の気のゆるみがスコアを崩す。ナイスプレーのあとは、兜の緒を締めて次のショットに挑もう。
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