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惜しくも最終戦優勝を逃した手束雅 悔しさをバネに来年は新天地で再出発 【マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー最終戦】

惜しくも優勝を逃した手束雅が1年を振り返った(撮影:福田文平)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇最終戦 マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル 最終日◇17日◇PGM総成ゴルフクラブ(千葉県)◇6495ヤード・パー72>

2日間競技で行われたマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー最終戦「ツアーファイナル」が終了した。初日を「67」でラウンドし、5アンダー・単独首位に立っていた手束雅は最終日に1バーディ・3ボギーの「38」で回り(悪天候のため27ホール競技に変更)トータル3アンダー・2位タイと栄冠を掴むことはできなかった。

最終日は天候に恵まれず、朝から強い雨と風が吹いていた。気温も低く、コンディション不良が続いたため試合は27ホールに短縮された。バンカーに水がたまり、グリーン上でボールを転がすと小さな水しぶきが起こるほどの状況に、選手たちは苦しめられた。

手束もそのなかのひとり。最終組が1番グリーンに到着したときには、雨の影響でボールが転がりにくい状況になっており、「出だしから3パットをしてしまってボギー」と、タッチを合わせられず、嫌なスタートとなった。2番以降はパーで耐え、5番パー3ではバーディを奪った。だが、天候は悪化する一方で「グリーンの状況はどんどん悪くなってきていて、決めきれないパットが増えました」。結局1バーディ・3ボギーの「38」と2つスコアを落とし、「悔しい」結果となってしまった。

2位に2打差をつけての最終日最終組スタート。「トップに立って、自信を持ってショットを打てたりとかできるようになりたいですね」と頭に浮かぶのは攻めきれなかったシーン。悪天候であったとはいえ、優勝を意識したことで守りに入ってしまったときもあったという。「このオフでいろいろと取り組んで、課題克服していきたいなと思います」来年に向け、メンタル面も含めてさらに自身を強化していく。

「いま、スイングも新しいことに取り組んでいます。残りのクラブも自分に合うものを見つけて…来年に向けてって、話したらキリがないですね(笑)まあ、環境が変わるので、自分の中でも移動距離が減って、時間の使い方がよくなると思ってます。効率良く練習やっていきたいなって思います!」と来月から拠点を岡山から関東に移す手束は、新天地で再出発を図る。

この1年を振り返ると「本当にネクストヒロインツアーのおかげで、なんとかテストに向けての準備ができました。結果はダメだったんですけど、準備や経験、練習してることは試合でやらないと意味がないので、その面では本当に大きかったです」と同ツアーの存在に感謝の気持ちを表していた。来年も同ツアーを主戦場にしてJLPGAプロテスト合格を目指して励んでいく。(文・高木彩音)

※ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は将来ツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として2019年に始まった。今シーズンは全15戦が予定されている。出場選手は年間ポイントランキングによるシード、前大会成績上位者、主催者推薦、ファン投票などによって決められる。

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