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「もう少しマシなゴルフができるように」 渋野日向子は3オーバーの一日をバッサリ

渋野日向子は苦しんだ一日をバッサリと切り捨てた(写真は9月のもの)(撮影:GettyImages)

<ビュイックLPGA上海 初日◇12日◇チージョン・ガーデンGC(中国)◇6672ヤード・パー72>

シード争いの渦中から抜け出すためにも、なんとしても上位で戦いたい渋野日向子。しかし中国で幕を開けた米国女子ツアーのアジアシリーズ初日は、苦しい場面が目立つ結果になってしまった。ラウンド後に応じた大会を中継するWOWOWのインタビューでも、3オーバーという一日を振り返り「すごい悔しいラウンドになりました」と唇を噛む。

序盤からピンチが続いた。インスタートの11番パー3ではティショットがグリーン右奥のバンカーに飛び込み、それが目玉になった。2打目はすぐ目の前のラフに出すだけ。さらに急激な左足上がりになった3打目のアプローチも、近くのスプリンクラー用の穴にハマる不運もありグリーンをとらえることができない。「(ティショットで)あそこに打ってる時点で問題なので、目玉になったことはなんとも思ってないです」。4オン1パットのダブルボギーを叩いた場面を、一刀両断する。

現在ポイントランキングは79位。米国女子の来季フルシード権は、同ランク80位以内とまさにボーダーがすぐ後ろまで迫っている。ここからは出場選手も限られ、予選落ちがない大会が続く。なんとしてもここで少しでも多くポイントを稼いでおきたいだけに、なおさら悔しさも募る。

「(ショットも)いいとは思わないので、かみ合ってくれば」。1バーディ・2ボギー・1ダブルボギーと前半は出入りが激しかったが、後半はオールパーでまとめた。フェアウェイヒットは10ホール、パーオンも13ホールと尻上がりに整えてはいったので、明日以降それを続けていきたい。

とはいえ本人は「グリーンがかなり難しいと思うホールが多くて読みにくさもある。ただ、そういう問題ではないゴルフなので何にも言えない」など、出場81人の大会で69位タイ発進に終始厳しい評価をくだす。「もう少しマシなゴルフができるように頑張ります」。サバサバとした言葉と表情で、ここから続くアジアロードを見据えた。

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