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あと一筋…ささきしょうこは今季2度目のPO敗戦「ベストを尽くした」

またもや目前で…。ささきしょうこが今季2度目のプレーオフ敗戦。(撮影:上山敬太)

<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇2日◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)◇6480ヤード・パー72>

3月の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」に続き、今季2試合のプレーオフを戦ったささきしょうこだったが、またしても5年ぶりの優勝をつかむことはできなかった。

パー5の18番ホールで行われた“延長戦”の2ホール目。残り90ヤードほどからの3打目はフェアウェイ左バンカーからのショットになったが、ここで手前2メートルにつけるナイスショットを放った。しかし、その後のバーディパットはほんの一筋カップ右を抜ける。そして直後、同じくバンカーから2メートルほどにつけていた穴井詩にバーディを奪われた。

「自分の中ではベストを尽くした。もしかしたら緊張とか、入れたいという気持ちで手が動いていなかったかもしれない。でも今できることの最大限はやったんじゃないかなと思います」。決着の瞬間については、こう振り返る。

1打ビハインドだった正規の18番でバーディを奪い、土壇場で穴井に追いついた。「9(アンダー)で上がっていることは確認できていた。バーディを獲ろうという気持ちと、フォロー(の風)できょうはアプローチの調子もよかったので、近くまで持っていけるからチャンスがあるなと思っていました」。プレッシャーを一度ははねのけた。勝利と敗北はやはりほんのわずかな差ということを感じる。

今季5試合目ですでに2位が2度に、5位が1度と好調は維持している。大会開幕前は体調不良に見舞われ、「試合に出られるかどうかという状態だった」というなか、難関・葛城で優勝争いを繰り広げた。「いい1週間だった」。最後は優勝した穴井を笑顔のハグで祝福。通算4勝目を挙げ、歓喜の中心に立つ日も近そうだ。

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