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小田孔明がシード陥落…15季連続でストップ 来季は生涯賞金の資格行使「もう一回頑張る」

2014年の賞金王・小田孔明が賞金シードを手放すことになった(撮影:岩本芳弘)

<カシオワールドオープン 2日目◇24日◇Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)◇7335ヤード・パー72>

「みなさん今年一年、本当にありがとうございました!」。ホールアウト後のインタビューで開口一番、小田孔明が感謝の言葉を発した。今季自身最終戦の「カシオワールドオープン」を2日間で去ることになったからだ。

1オーバー・88位タイから予選通過を狙ったが、2日目は2バーディ・6ボギーの「76」。トータル5オーバー・96位タイで決勝進出はならなかった。「今年はもうずっと調子が悪かったですね。何をしても上手くいかなかったです。もう来年に気持ちは切り替えています」と気持ちはすでに2024年に向いている。

小田は今季419万円あまりの獲得にとどまり、賞金ランキングは現時点で101位。2007年に初めて獲得してから守り続けてきたシード権を喪失した。「記録っていうのは途中で切れるものなので。悔しいですけど…まあ、でもそうでもないかな、自分の中では」と噛みしめるようにして、うなずいた。

途中棄権した9月の「ANAオープン」では、全身(特に両足)が“つる”という事態に見舞われた。それが小田のゴルフを狂わせることになる。「足を痛めてからショットも全部ダメになりましたね。治療しながらやっても。日本オープンぐらいからやっと回れるようになったけど、そこからも調子は良くなかったですね」と本来の状態とはほど遠かった。

それでも諦めずに残りの試合を「頑張ろうとは思ったけど、そんなすぐには良くならない。調子っていうのは。まあでも、1年間終わったので来年に向けてしっかりトレーニングをしていくかな。生涯獲得(によるシード)を使おうと思うので、もう一回頑張ろうかな」と、生涯獲得賞金ランキング上位25位以内(小田は15位)による1年シードで、来季はツアーに出場する予定だ。

QT(予選会)を受験して、ランキング上位20位に入れば出場権は獲得できるが、その方法は選ばなかった。「今の調子でQTに行っても多分どうにもならない。自分の(実績による)権利があるので、それを使って」。これまで積み上げてきた結果で得た制度を使用する。

オフのテーマは「1年間戦える体」だ。「足をつったりしないようにね。今までも下半身とか鍛えているつもりだったけど、走り込みとかするべきなのかな。いろんなトレーナーとかに聞いて(やっていく)」と、まずは体力面と怪我をしない体づくりに取り組んでいく。

さらに、課題としてあげたのはメンタル面。「精神的にすぐ諦めちゃうところがあったので、そういうのをなくしていきたい」。これまでは自身の悪いショットに対して、「仕方ないな」と諦めてしまうことが多かったという。だが、「もっとやれるんじゃないか、って。諦めない心をやっぱり戻したい。今年は精神的に弱くなっていた」。来年は心技体を鍛え直し、心機一転ツアーへ挑むつもりだ。

「気持ちを切り替えないと来年から戦えないと思いますし、なんとか復活したいと思っているので、諦めずに頑張りたいなと思います。1年間、本当にありがとうございました」と最後は笑顔を見せ、今年最後のツアー会場をあとにした。2014年の賞金王が歩む新たな道。来年はまた、ベテランの強さを見せてくれることだろう。(文・高木彩音)

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