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日本勢3人が米スポーツ界が誇るスターと“競演” 大リーグ通算703発のレジェンドには「ビックリ」

畑岡はメジャーリーグのレジェンド、アルバート・プホルス氏と共演(撮影:ALBA)

<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日◇18日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6608ヤード・パー72>

米国女子ツアーの開幕戦は、出場プロと海外のセレブが一緒にプレーするのが特徴。3人の日本勢も、初日に米スポーツ界が誇るスターと“競演”した。

大会冠スポンサーのヒルトン・グランド・バケーションズのアンバサダーを務める畑岡奈紗は、メジャーリーグのレジェンドとプレーをともにした。それがドミニカ共和国出身のアルバート・プホルス氏。3割、30本、100打点を10年連続で達成し、通算703本のアーチを放った大打者だ。エンゼルス時代には大谷翔平のチームメイトだったことでも知られる。

スタートホールで愛称の“ザ・マシーン”がコールされると、大きな拍手が起こる。同氏の現役時代のユニフォームを着て観戦するギャラリーも見かけるほど、今でも人気は絶大だ。実はこの組み合わせを熱望したのは、畑岡のキャディ、グレッグ・ジョンストン氏だったそうだ。

「LPGAが誰と回りたいかを聞いてくれて、グレッグがリクエストした選手のひとり(がプホルス氏)。どういう選手なのかなと思って調べたら、ビックリするくらいすごい人だと知って。10年連続30本のホームラン打つってすごいですよね」(畑岡)

ラウンド中は、もうひとりの同組選手ローズ・チャン(米国)も交えて会話するシーンを見かけるなど、和やかムードだ。「家族の話とか、息子さんがゴルフをやっていてプロを目指しているっていう話を聞きました」。ラウンド後には、グレッグ氏も交えて記念撮影に成功。「普段は会えない人たちに会えるのでいい経験になります」と、大会の魅力を改めて感じた。

この大会が米国デビュー戦となる稲見萌寧も、やはりメジャーリーガーと一緒に回った。通算103勝の左腕マーク・マルダー氏(米国)が相手だ。身長198センチの46歳の姿には“うっとり”したようで、「かっこよかったですね。球筋も、見た目もかっこよくて…幸せでした(笑)」と笑顔を見せる。

「外国人に憧れています」という稲見は、開幕前にもレンジの隣打席で練習していた元NBA選手のチャンドラー・パーソンズ氏(米国)に記念撮影をお願い。身長206センチのイケメンと、一枚の写真におさまっていた。

そして7アンダーで単独首位発進を決めた古江彩佳は、昨年9月に引退した元NFL選手のカイル・ルドルフ氏(米国)とプロサーファーのエヴァン・ガイゼルマン氏(ともに米国)とプレー。その2人から「『いいラウンドだったね』とか、『パッティングがすごくいいね』って言ってもらえました」と言葉をかけられたことを明かす。

現地時間あす19日に行われる第2ラウンドでは、古江が現役メジャーリーガーで、2022年のナ・リーグ首位打者ジェフ・マクニール氏(米国、メッツ)とプレーする。畑岡は、米ツアー通算72勝の女子ゴルフ界のレジェンド、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)との同組が実現。稲見は元レーシングドライバーのマイケル・ウォルトリップ氏(米国)とのラウンドで、3オーバーと出遅れた初日から一気にギアを上げていく。(文・間宮輝憲)

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