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日本勢がシンガポールの大雨に翻弄… 渋野日向子は18ホール完走できず

シンガポールでの一戦に挑む渋野日向子(撮影:ALBA)

<HSBC女子世界選手権 事前情報◇28日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>

“アジアのメジャー”ともいわれる米国女子ツアーのシンガポール戦。開幕まであと2日に迫った28日、日本勢5人全員がコース入り。あいにく天気は大きく崩れたが、中断を挟みながらも練習ラウンドなどで調整した。

開催地のシンガポールはちょうど乾季に入ったばかりで、スコールが降ることが大きな特徴。いきなり降りしきる激しい雨に長時間の中断を挟まざるを得ず、選手たちは翻弄(ほんろう)される一日となった。

タイからの連戦となる渋野日向子は、現地時間午前8時20分頃から練習ラウンドを開始。1番からスタートして、グリーン周りのアプローチやパターを中心に1年ぶりとなるコースのコンディションを確認した。そしてインへと折り返したが、午後1時前から激しい雨が降り始め、18ホールを回りきることはできなかった。

今大会が今季初戦となる西郷真央もアウトからスタートしたが、折り返しの9ホールを終えたところで大雨に見舞われた。中断を挟み、天気がおおよそ回復してきた頃に再びコースに飛び出したが、残り9ホールすべてを回りきることができずにタイムアップ。後ろ髪を引かれる思いで、コースを後にした。

同じく連戦となる畑岡奈紗と古江彩佳は、スコールが降る前にホールアウト。畑岡はアウト9ホールとピックアップしたイン数ホール、前日にイン9ホールを回っていた古江はアウトコースをプレーした。笹生優花は午前7時台からラウンドを開始し、18ホールを確認した。

雨の影響でフェアウェイは軟らかくなり、畑岡のボールには泥がつくこともあった。「フェアウェイが軟らかくて、セカンド以降、例年よりも距離が残るところが多かった。(無打罰でボールの汚れをとれる)プリファードライになってくれればいいな」と、昨年とは印象が変わるシンガポール戦になりそうだ。

あすの3月1日(水)にはショットガン方式で18ホールのプロアマが行われ、畑岡、古江、笹生は午前組、渋野は午後組として出場。西郷は出場しない予定となっている。

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