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地元カナダのN・テイラーがT・フリートウッドをプレーオフで破り米ツアー3勝目 R・マキロイは3連覇ならず

最後は長いイーグルパットを決めて、喜びを爆発させるニック・テイラー(撮影:GettyImages)

<RBCカナディアン・オープン 最終日◇11日◇オークデール・ゴルフ&CC(カナダ)◇7264ヤード・パー72>
 
カナダで行われていた米国男子ツアーは全日程が終了。ニック・テイラー(カナダ)がトミー・フリートウッド(イングランド)をプレーオフで下して、20年2月の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」以来となる米ツアー3勝目を挙げた。

地元カナダのテイラーは16番のボギーで落とすも、17番、18番と2連続バーディ締めでトータル17アンダーまで伸ばし、クラブハウスリーダーで先にホールアウト。最終組のフリートウッドはトータル17アンダーで最終18番パー5を迎えたが、バーディを奪えずにプレーオフに突入した。
 
18番パー5で行われたプレーオフ1ホール目はともにバーディ、2ホール目はともにパー。3ホール目の9番パー3もお互いバーディが獲れずにパーで決着つかず。再び18番ホールをプレーした4ホール目、テイラーは20メートル以上あるイーグルパットをねじ込んで、フリートウッドを振り切った。
 
テイラーはカナダ勢として69年ぶりにナショナルオープンで優勝。一方、欧州ツアーでは通算6勝を挙げて、17年には年間王者に輝いているフリートウッドは、わずかに米ツアー初勝利に手が届かなかった。
 
1打差のトータル16アンダー・3位タイは、3日目に単独トップに立っていたC.T.パン(台湾)、最終日に「64」と猛追したタイレル・ハットン、アーロン・ライ(ともにイングランド)の3人が入った。大会3連覇がかかっていたローリー・マキロイは、首位を2打差で追って最終日をスタートしたが、「72」と伸ばせず。トータル12アンダー・9位タイで大会を終えている。
 
次週は米カリフォルニア州のザ・ロサンゼルスCC ノースCを舞台に今季メジャー第3戦、「全米オープン」が開催される。日本勢は松山英樹のほか、石川遼、永野竜太郎、桂川有人の4人が出場する。

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