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4度目の挑戦! プロテスト2次予選を控える中地萌がネクストヒロインツアーに初参戦「すごくいい機会になった」

マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー初出場の中地萌(撮影:福田文平)

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー◇第10戦 マイナビカップ◇19日 本戦(一日競技)◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6398ヤード・パー72>

マイナビ ネクストヒロインツアーとは将来レギュラーツアーで活躍することを目指す、JLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むためのステージとして設けられたツアー。そんな同ツアー第10戦「マイナビカップ」に初参戦した中地萌は「すごくいい機会になったなって思います」と話した。

中地は1998年生まれ、今年で25歳になる。奈良県出身で同志社大学を卒業し、現在は兵庫県の名門、鳴尾ゴルフ倶楽部に所属し、師匠の水巻善典に教わりながらプロテスト合格に向けて日々精神している。同ツアーの存在は「ずっと知っていたんですけど、なかなかエントリーする勇気がでなくて。でも関西でやる試合があるっていうのを知って」エントリーすることを決意したという。

デビュー戦の結果は、5バーディ・3ボギー・1ダブルボギーのイーブンパー・17位タイ。「きょう、5バーディは取れたんですけど、バーディチャンスについてもパターが入らない場面が結構多かった。パターとショートゲームをもっとこれから強化していきたいと思いました」と、今後の課題を得られた様子。

同ツアーはネット配信される中継があり、コース内にはレギュラーツアーのようにカメラ部隊がいる。「カメラがある前でのプレーってなかなかできない。やっぱりいつもとはちょっと違う感じなんですけど、その中でもほどよい緊張感でできたと思います」と普段味わえない環境のなかでのプレーを振り返る。「そういうのにも慣れていきたいなと思いました。ゴルフとしてはもうちょっと頑張りたかったですが…テストもあるので、その前に試合を経験できてよかったです」と話していた。

中地は10月10日(火)から4日間の日程で行われるJLPGAプロテスト2次予選を控えている。昨年は2次で敗退してしまい、この1年間は目標の“合格”のために「走って体力をつけて、下半身をしっかりするように」と基礎トレーニングに励んできた。他には「グリーン周りのショートゲーム。あとはパターが入らないとスコアにならないので、そこを重点的に」努めているようだ。

今年で4度目の挑戦となる中地は「去年は1打足らずで2次で落ちてしまったので、まずは通れるように。でも、2次はまだ通過点なので、最終でトップ通過するぐらいの気持ちで頑張りたいと思ってます」と意気込む。昨年は約600人の選手が1次予選を受験し、合格者は20人。合格率約4%以下という狭き門の前に、中地はいま立っている。(文・高木彩音)

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