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ジャスティン・トーマスの練習ラウンドの様子が公開 トッププロの意外な練習の時間のかけ方とは?

バンカーショットを入念に確認するジャスティン・トーマスの様子(撮影:GettyImages)

今季メジャー2戦目となる「全米プロゴルフ選手権」が18日から開催される。米国男子ツアー公式インスタグラムでは、前回大会覇者のジャスティン・トーマス(米国)の練習ラウンドの一連の様子を公開した。

ちなみに練習ラウンドとは、コースのコンディションやマネジメントを確認するため、試合の前日までにコースを回ること。堀川未来夢や矢野東といったプロが自身のYouTubeにて練習ラウンドの様子を公開しているため、以前よりも身近になりつつあるが、どういったタイムスケジュールで行われているかまではなかなか知られていない。今回公開された動画は、トッププロがどれくらい練習に時間を費やしているかよくわかるものとなっている。

ジャスティンは、7時17分に会場であるオーク・ヒルCC(米国・ニューヨーク州)に到着。ストレッチなどを行っていたのだろうか、30分ほどクラブハウスに滞在した後、パッティンググリーンへ向かった。

30分間パッティンググリーンで練習すると、レンジに移動し15分間ショットの確認。そしてバンカー練習を30分ほど行ってから、マックス・ホーマとトレイ・マリナクス(ともに米国)とのラウンドをスタートさせた。

アマチュアゴルファーの場合、スタート1時間前にコースに到着し、レンジで30球ほど練習した上で、スタートの順番になるまでパター練習する流れが一般的。しかし、ジャスティンの時間の使い方はまるで違うことに驚きだ。

トッププロともなれば、ショットが安定しているため、パターやバンカーといったところに時間を費やせるのだろう。パット・イズ・マネーとはいうが、やはりショートゲームが勝敗を分けるということだろうか。

練習ラウンドを3時間ほどで終えたジャスティンは、訪れているギャラリーのため、30分もの間サインを書き続けた。そして再びバンカーへ移動。45分間さまざまな状況からのバンカーショットを確認。最後に再度ギャラリーにファンサービスし、クラブハウスに戻っていった。ツアーを代表する選手となればギャラリーも多く集まる。訪れている人に対して丁寧に接するジャスティンの姿は、すべての選手が見習うべきだろう。

ジャスティンの一連の行動を見ていると「人事を尽くして天命を待つ」という言葉が浮かんでくる。昨年の同大会を最後に優勝から遠ざかっているが、勝利の女神がジャスティンに微笑むことを期待したい。

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