過去にイ・ボミ、申ジエら達成のバースデーV 今年チャンスがある選手は?【国内女子ツアー丸わかり】
国内女子ツアー開幕まで1カ月を切った。今年は「ダイキンオーキッドレディス」を皮切りに37試合が開催される。通年の出場権を持つシード選手は50人。さらに前半戦の出場権を持つ選手は昨年の賞金ランキング51〜55位の選手やステップ・アップ・ツアーの賞金ランキング1、2位などだ。そのほか、QT上位者も前半戦出場権を保持。そんなツアーの主力選手たちのデータをとことんチェックする。今回は『バースデーV』について。
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過去に誕生日Vを挙げた選手は、9人。その中で印象的な優勝を振り返る。
2016年の「CAT Ladies」では、当時人気絶頂期にあったイ・ボミ(韓国)が28歳の誕生日に、出場2週連続優勝を目指して出場。並々ならぬ意気込みでこの大会に挑んだ。
試合は全美貞(韓国)、大江香織とのプレーオフへ。18番パー5で行われた1ホール目のサードショットを約1メートルにつけて、バースデーVを決めた。会場では「おめでとう」の声が飛び交い、「本当に忘れられない思い出になった」と感慨に浸った。
さらに19年4月、“平成最後”の国内女子ツアー「フジサンケイレディス」では申ジエ(韓国)が7打差を覆す大逆転劇を披露。31歳の誕生日に優勝を飾った。
そして、今年誕生日優勝を挙げる可能性がある選手を調べてみた。シード選手、準シードやQTランク上位者など主要プレーヤー94人中、“有資格者”は11人。早速、開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」では、昨季メルセデンス・ランキング51位の堀琴音が最終日の3月3日に28歳の誕生日を迎える。
6月の「ニチレイレディス」では永井加奈(27歳)と尾関彩美悠(21歳)、10月の「富士通レディース」では川岸史果(30歳)と今季産休から復帰するテレサ・ルー(台湾、37歳)が誕生日に優勝の可能性がある。
経験者の申ジエは、4月の「パナソニックオープンレディース」で再び誕生日Vのチャンスが到来。ツアー史上初となる2度目の快挙を目指す。
【誕生日に優勝を挙げた選手】
・谷福美(1959年8月23日、28歳):1987年「伊藤園レディス」
・安井純子(1960年7月25日、39歳):1999年「住友VISA太平洋クラブレディース」
・不動裕理(1976年10月14日、25歳):2001年「富士通レディース」
・上田桃子(1986年6月15日、22歳):2008年「サントリーレディス」
・全美貞(1982月11月1日、27歳):2009「樋口久子IDC大塚家具レディス」
・有村智恵(1987年11月22日、22歳):2009年「大王製紙エリエールレディス」
・フォン・シャンシャン(1989年8月5日、23歳):2012年「meijiカップ」
・イ・ボミ(1988年8月21日、28歳):2016年「CAT Ladies」
・申ジエ(1988年4月28日、31歳):2019年「フジサンケイレディス」
【今季誕生日優勝の可能性がある主な選手】
・堀琴音(1996年3月3日、28歳):「ダイキンオーキッドレディス」
・申ジエ(1988年4月28日、36歳):「パナソニックオープンレディース」
・尾関彩美悠(2003年6月16日、21歳):「ニチレイレディス」
・永井花奈(1997年6月16日、27歳):「ニチレイレディス」
・橋添穂(2000年6月23日、24歳):「アース・モンダミンカップ」
・小滝水音(1998年7月7日、26歳):「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」
・佐藤心結(2003年7月21日、21歳)「大東建託・いい部屋ネットレディス」
・小林夢果(2003年9月1日、21歳):「ゴルフ5レディス」
・後藤未有(2000年9月29日、24歳):「日本女子オープン」
・川岸史果(1994年10月13日、30歳):「富士通レディース」
・テレサ・ルー(1987年10月13日、37歳):「富士通レディース 」
※トーナメント開催日程順
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