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通算+4の崖っぷちからの生還 ショットが改善された蝉川泰果「週末伸ばしていきたい」

蝉川泰果が初日の出遅れを取り戻し、予選突破を果たした(撮影:ALBA)

<~全英への道~ミズノオープン 2日日◇26日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇7461ヤード・パー72>

今季「関西オープン」で優勝を挙げている蝉川泰果は、初日「73」で90位タイと出遅れたが、2日目に「69」をマークしてトータル2アンダー・33位タイで決勝へコマを進めた。

巻き返しを図った2日目はインの10番からスタート。いきなり3パットのボギーで落とすと、14番、15番でも連続ボギーで一時はトータル4オーバーとして100位台まで後退。しかし、16番パー3では上って下る10メートルほどのスライスラインをねじ込んでバーディを奪うと流れが変わる。

18番パー5は、ピンまで245ヤードの2打目を3番アイアンで2.5メートルに乗せてイーグル。折り返した1番、4番でもバーディとしてトータル1アンダーまで伸ばす。上りの9番パー4は484ヤードで右サイドには池が絡む難度の高いホール。予選通過を確実にするためにはバーディが欲しい。ティショットで320ヤード先のフェアウェイをとらえると、2打目はピン左4メートルに乗せる。それをしっかり沈めてバーディで締めた。

一時は予選通過圏外にいながらも、「悪い流れからすごくいい展開でスコアを伸ばせた」と1打余裕を持って週末を迎えた。初日はショットが不調だった。ティショットでフェアウェイをキープしたのは14ホール中5ホールのみ。ラウンド後修正を行うと、この日は11ホールでフェアウェイをとらえた。「ショットはすごくよくなりました。今日はもっともっと伸ばせる内容だった」とグリーン読みに苦戦をしているが、残り2日間に爆発を予感させる。

上位との差は小さくないが、「今日みたいなショットとパッティングをよくして伸ばしたい」。午前組でホールアウトしながら、打撃練習場や練習グリーンで入念にチェック。週末の主役の座を狙っている。(文・小高拓)

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