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キャリーでピンを狙うからオーバーする! グリーン周りは“AWのコロがし”が安全だった

アイアンやPWを使うと、感覚がなさ過ぎてパンチが入ってしまうこともある。AWを使うと程よくソフトな弾道で距離感が出しやすい(撮影:岩本芳弘)

100や90を切れない人は、せっかく花道まで持ってきたのに、往復ビンタで『ビッグイニング』を作ってしまっている。そもそもキャリーでピンを狙うのがミスのもと。確実に乗ってそこそこ寄るAWのコロがしを、中西直人に教わろう。

ボールはグリーン手前の花道で、ピンは一番奥。しかもグリーンの奥は崖になっていてOBです。みなさんはどうやって寄せますか? まず考え方として、ベタピンではなく、カップを中心とした3メートルくらいの円の中に入ればいい。それくらいの気持ちなら余計な力は入りません。

そして、もしSWでキャリーを出してピンを狙おうとすると、人間は「絶対OBにはしたくない」という心理が働くので、体が早く止まったり、ビビってトップしたりする。だから、早めに着弾させて、ランで距離を稼ぐ方がはるかに安全。問答無用でAWのコロがしです。

なぜ9番やPWではなくAWなのか? ロフトが立ち過ぎると感覚がなくなるし、寝過ぎていると感覚が出過ぎてしまう。AWが距離感をコントロールできるちょうどいいバランスだと思います。そうやってプロはしたたかに、多少ミスしても〝結果オーライ〞な打ち方を選んでいるのです。

■中西直人
なかにし・なおと/ 1988年生まれ、大阪府岸和田市出身。2010年にプロ転向し、19年にようやく初シードをつかんだ。現在は22年に失ったシード復活を目指し、堀尾研仁コーチのもとでゴルフ理論を改めて勉強し直した。国際スポーツ振興協会所属。

◇ ◇ ◇

●グリーン周りのアプローチでザックリやトップが出やすい人はボール位置が間違っているかも。関連記事の【「アプローチが下手な人は左に置き過ぎ」 “片山晋呉流”オープンスタンス時のボール位置チェック法とは?】をチェックしよう。

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