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石川遼は今季ベストスコア『64』も反省「ボギーの内容が良くない」

石川遼は最終日に8アンダーを出した(撮影:福田文平)

<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 最終日◇25日◇西那須野カントリー倶楽部(栃木県)◇7036ヤード・パー72>
 
今年もバーディ合戦となった大会で、石川遼は前週の「全米オープン」で調子を落としたこともあり、3日目を終えてトータル7アンダー・57位タイと伸ばし切れていなかった。最終日はこれまでのうっぷんを晴らすかのように、今季自身ベストスコアの「64」で回って、トータル15アンダー・26位タイで4日間を終えた。

「きょうが一番内容的には良かったですかね」。好ラウンドのあとでもテンションは高くない。3日目まではドライバーの精度、特にフェードでのコントロールに苦しんでいた。フェアウェイキープ率は、初日から35.7%、42.9%、71.4%と少しずつ良くなり、きょうはフェアウェイを外したのは1度だけ。14ホール中13回で、92.9%を記録した。特に後半のアウト9ホールは、フェアウェイキープ率もパーオン率も100%で、6バーディの「30」と猛チャージをみせた。
 
「試合と練習を繰り返していって、ドローとフェードの両方を打って精度を高めていきたいなと思います」と、きょうの結果だけに一喜一憂することなく、引き続きテーマを持って、戦っていくことに変わりはない。
 
バーディ自体は4日間合計で24個と獲れている。しかし「3日間ボギーの内容自体がずっと良くない」と反省点を挙げる。きょう唯一のボギーは前半の15番パー4。ティショットをフェアウェイバンカーに入れ、セカンドショットでダフってグリーンをショートした。「仕方ないボギーが今週はそれしかなくて、それ以外のボギーはスイングのミスだったり、判断ミスがあった」と、3日目までの7つのボギーと、1つのダブルボギーを悔やむ。その中には『プリファードライ』があると勘違いして、ボールを誤って拾い上げ、1罰打を受けるうっかりミスもあった。
 
次週は2014年と19年に2度勝っている「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」に出場する。「ショットというかカラダの状態も含めて今日が一番良かったので、それは自分の中で一安心です。蓄積している疲労はあると思うんですけど、また来週に向けてコンディショニングしながら良い準備をしたい」。調子が上がっていくのを感じながら得意大会に臨む。

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