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申ジエ 米国メジャー「全米女子OP」を前にロサンゼルスの美術館でリフレッシュ

今週は米国メジャー大会に挑む申ジエ(撮影:鈴木 祥)

申ジエ(韓国)が自身のインスタグラムを更新。7月6日に開幕する「全米女子オープン」に出場するため渡米、ロサンゼルスの有名な美術館で撮影した楽しい写真を公開した。

ジエが訪問したのはロサンゼルスのダウンタウンにある美術館『ザ・ブロード』だ。アメリカ現代美術の作品をそろえた美術館として2015年に開館。収蔵作品の素晴らしさはもちろん、作品を写真撮影できるために“インスタ映えする美術館”としても高い人気を集めている。

まず驚かされるのは1枚目の投稿写真。大きなテーブルに向かって手を伸ばす人物。すべてが一体となった作品のようにも見えるが、その人物がジエ自身なのだ。これはロバート・テリンの作品『アンダー・ザ・テーブル』。それにしても、なんと巨大なダイニングセットなのだろうか。ジエが投稿に添えたひと言、「また興奮した」という感想がピタリと当てはまる。

投稿には美術館の壁面までアートかと思わせる写真や、人気作家ジェフ・クーンズの作品『バルーンドッグ』も。メタリックなブルーの大きなバルーンアートに見えるが、実はステンレスの彫刻なのだ。

そして最後の1枚は自宅で写したものだろうか、大きな黒猫を抱っこした写真。笑顔を浮かべてくつろいだ様子のジエは、トーナメント会場で見る姿とは違った優しさに満ちている。

ジエのインスタグラムの他の投稿を見ると、韓国・ソウルで美術館を訪問したことや自宅に美しい絵画を飾った写真なども投稿されている。トーナメントで真剣勝負をする緊張感を美術鑑賞で和らげているのだろう。

ジエは韓国ツアーで3年連続賞金女王を獲得するなど活躍した後、2009年から米国ツアーを主戦場とし、デビューイヤーから勝利を重ね、10年には世界ランク1位にも輝いた実力者。13年のシーズン終了後に米国ツアーを退き、翌年からは日本ツアーに主戦場を移している。

次戦で挑戦する「全米女子オープン」には過去8回出場し、トップ10フィニッシュを3回している。日本女子ツアー28勝目となる「アース・モンダミンカップ」の優勝に続いてのトーナメント出場だが、久しぶりの米国ツアーでもその実力を存分に発揮してくれることだろう。

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