「すべてのレベルが低い」松山英樹はもどかしさ残る1週間
<WMフェニックス・オープン 最終日◇12日◇TPCスコッツデール スタジアムC(米アリゾナ州)◇7261ヤード・パー71>
上位進出を目指しスタートした松山英樹だったが、最終ラウンドは3バーディ・2ボギーの「70」にとどまり、トータル5アンダー・29位タイで2勝を誇る大会を終えた。
序盤からバーディを奪えない展開で最初にスコアが動いたのは6番。ここでボギーを喫するとそのまま後半へと向かう。最初のバーディは12番パー3。ティショットを1.5メートルにつけると、続く13番パー5でもバーディを奪取し連続でスコアを伸ばした。それでも15番パー5では池に落とすなどかろうじてパーセーブ。17番の短いパー4でバーディを決めたが、最終ホールでも一つ落としホールアウトした。
「ショットもパットもショートゲームも、いいものをつかむまでに時間がかかっているというか、すべてのレベルが低いという感じ」と4日間を振り返った。「毎日試行錯誤しながら、その日で見つかりそうな感じはあっても次の日まで続かないというのがずっと続いている」ともどかしさが残ってしまった。
1月から続く2023年の戦いは調子を上げられずにここまで来てしまった。「今のところ兆しはないので、ちょっと難しい戦いにはなる」と次戦に向けて威勢のいい言葉は出てこない。「いいきっかけをつかんで」と、なんとか直前までに整えたい構えだ。
昨年から不安を抱える首の状態は上向き。「体的にはよくなったけど、風邪がよくならない」と体調の復調が急務。次週はタイガー・ウッズ(米国)がホスト大会に久しぶりに出場。少しでも明るい話題を振りまき、再び勝利街道へと戻りたい。
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