ラームの次は誰? LIVゴルフ移籍に名前が挙がるのは…
今年のマスターズ王者・ジョン・ラーム(スペイン)のLIVゴルフ行きが正式に発表され大激震が走ったゴルフ界はまだまだ揺れが続いている。
ラームがキャプテンとなり、新たなチームが作られる来季のLIVゴルフ。そのチームは現在PGAツアー、DPワールド(欧州)ツアーでプレーしている選手になると推定されている。
そのトップに名前が挙がっているのは、まずはトニー・フィナウ(米国)、34歳。PGAツアー6勝で現在の世界ランキング34位。今週は、PGAツアーとLPGAツアー共催の「グラント・ソーントン招待」にネリー・コルダ(米国)とペアを組み参戦中。しかし、そのフロリダ州ネープルズの会場、ティブロンGCでは「LIVゴルフ移籍のウワサ」を否定しなかった。
ラームのLIVゴルフ移籍について聞かれたフィナウは、「何も聞いてないから今は言うことは何もない」と返し、自身がウワサに上がっていることについては、「今はゴルフをプレーすること以外に何も考えていない」と答えた。
同じく浮上しているのは世界ランキング12位のタイレル・ハットン(イングランド)、32歳。ハットンは9月、ローマで開催された「ライダーカップ」の欧州メンバーとしてプレーしたばかり。
さらにジェイソン・ディ(オーストラリア)もウワサとなっているが、こちらはきっぱりと否定。リディア・コ(ニュージーランド)と組んで出場しているグラント・ソーントン招待で「まだぼくの戦う場所じゃない」とし、「ウワサが出ていることは知っているがそれはまったくの間違い。どこから出たのか知らないが…。LIVとは接触をしていない」と否定した。
またDPワールドツアー4勝、ポーランドのアドリアン・メロンク (30歳)もウワサに上がる一人。しかし、自身のインスタグラムにはDPワールドツアー、さらに2023年のレース・トゥ・ドバイ4位から得た24年のPGAツアーカードの写真をアップし、来季はPGAツアーで戦う意思を示した。
ラームの移籍でローリー・マキロイ(北アイルランド)が「ライダーカップ出場資格を変更するべきだ」と発言するなど、今後ライダーカップへの参戦が可能になることや、ラームが望むPGAツアー、DPワールドツアーへの参戦が可能となればさらに続く選手が増えると予想される。(文・武川玲子=米国在住)
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