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プロ10年目にして初のシード入りを果たした岸部桃子【きょうは誰の誕生日?】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
岸部桃子は29歳の誕生日を迎えた(撮影:福田文平)
12月25日は、今季プロ10年目にして初シードを獲得した岸部桃子の誕生日。1993年生まれで、きょうで29歳になった。
福島県いわき市出身。2011年は東日本大震災を経験。当時、通っていた福島県立富岡高等学校が原発の近くだったこともありサテライト校へ。いわき市の自宅も全壊し、大きな影響を受けたという。震災から1年が経った12年3月に、同高を卒業。7月のプロテストで一発合格を果たした。そのときはメーカーが提供してくれたクラブを寄せ集めてなんとか受験にこぎつけたという。
16年にステップ・アップ・ツアーで優勝を飾っているが、レギュラーツアーではなかなか成績が残せずステップ・アップ・ツアーを主戦場とするシーズンが続いた。
21年は5月の「ツインフィールズレディース」でステップ2勝目。この勝利が「自信になった」と話したとおり、徐々にプレー内容がよくなり、同年のQTを22位で通過。22年の出場権をつかむと、2戦目の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」で7位タイ、4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」では自身初の最終日最終組入りで優勝争いを演じた。
シーズン終盤には、初優勝にあっと一歩のところまで迫った。11月の「伊藤園レディス」で女王戴冠のかかる山下美夢有に最後までくらいつき、2位でフィニッシュ。メルセデスランキング39位で、プロ10年目にして初のシード権を獲得した。ティーチングプロとして活動する妹がバッグを担ぐ試合もしばしばあり、姉妹タッグが活躍の一助となったのかもしれない。
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