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“Family is everything” 山下一家の絆が切り開いた女王ロード【2022年涙のワケ】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

家族とともにつかんだ女王の座 感謝を述べる時には言葉を詰まらせた(撮影:福田文平)

新型コロナウイルスの影響がまだ残るなか、国内男女ツアーは2022年のシーズンを終えた。ただ、そんななかでも“初優勝”“復活”など印象的な場面の数々は、明るいニュースとして伝えられた。そしてこのシーンを彩った選手の涙。さまざまな理由で流されたこの涙にスポットライトを当て、シーズンを振り返ってみよう。

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何度もうれし涙を流す1年になった。ツアー本格参戦2シーズン目の山下美夢有は、11月の「伊藤園レディス」で今季4勝目を決めるウイニングパットを沈めるとニッコリと笑みを浮かべる。年間女王を決めた瞬間は晴れやかな表情。しかし優勝スピーチで、「こうして強くなれたのはみなさんの応援のおかげ。もっともっと人間性も技術も成長できるように頑張っていきます」と、日頃の感謝を伝える時には何度も言葉を詰まらせた。

その“応援”のなかで、真っ先に頭に浮かんだのは家族の顔だった。「いい時も悪い時も変わらず、ずっと(両親が)サポートをしてくれた。弟と妹がいるんですけど、私中心で動いてくれていたので、迷惑をかける部分もたくさんありました。サポートしてくれて、強くなれたと思います」。この大きなタイトルは、山下家一丸となりつかんだものだと強調する。

21歳103日の年間女王戴冠は、2007年の上田桃子(21歳156日)を抜く史上最年少記録だった。最後3メートルのパーパットを沈めて、その座についた瞬間を父・勝臣さん、母・有貴さんもコースでしっかりと見守っていた。

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