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星野陸也が毎朝、本番とは違うパターで打つのはなぜ?【男子ツアーの“ヒトネタッ”!】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 谷原秀人 -12 2 岩田寛 -11 出水田大二郎 -11 C・キム -11 5 石川遼 -10 小平智 -10 7 星野陸也 -9 8 B・ケネディ -8 稲森佑貴 -8 桂川有人 -8 順位の続きを見る

朝の練習グリーン(左)では、本番と違う大型マレットでも転がす

朝の練習グリーン(左)では、本番と違う大型マレットでも転がす(撮影:米山聡明)

ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は国内男子ツアー最終戦、「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が行われている東京よみうりカントリークラブ(東京都)から。

星野陸也が朝の練習グリーンで使うハート型の大型マレット【写真】

星野陸也は毎朝、珍しいハート型のパターで練習しています。しかし、そのあとの本番で使うのは、多くの勝利を挙げてきたマレット型の『ホワイトライズ iX #3SH』。なぜ本番とは違う大型マレットのパターで練習するのか、気になりますよね。

「そもそも自分は小さいヘッドでパンパンと打つタイプ。大きいヘッドだとパンと打てないので、ゆっくりリズムよく打つ練習がメインですね。イメージはピン型を毎回打っている感じで、それをデカい大型マレットで矯正しています」。あえて真反対の性能のパターを使うことで、ストロークの調子を保っているのです。

もう3、4年は使っているというこのハート型パターの名前はL.A.B GOLFの『ディレクテッドフォース』で、19年の「ザ・ホンダ・クラシック」でアダム・スコット(オーストラリア)が使って話題となりました。そう、練習器具のように見えて実際に試合でも使えるんです。「日本で使っていたのは自分と片山晋呉さんしかいなくて、海外ではけっこう使っている選手が増えてきています」。ヘッドの上にボールを乗せて、落ちないように練習することもできるそうです。

実際、どんな打ち心地なのでしょうか。「あれの良さは買って持っている人しかわからない」とちょっと意地悪に笑った星野。「大型マレットとはちょっと違う。別に宣伝している訳ではないですけど(笑)、いろんな秘密が詰まっている面白いヘッドです」。お値段は8万8千円だが、現在受注がストップしている状況で、円安の影響で再び店頭に並ぶときには、10万円を超えることになりそう。グリーン上の一打で数百万円の差が出るプロゴルファーなら、安い買い物かもしれませんね。

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