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止まったボールがコロリ “ほんわか女子大生ルーキー”荒川怜郁に吹いた追い風 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 若林舞衣子 -10 2 木下彩 -8 3 浜崎未来 -7 4 フェービー・ヤオ -6 荒川怜郁 -6 照山亜寿美 -6 仲宗根澄香 -6 8 藤本麻子 -5 脇元華 -5 平岡瑠依 -5 順位の続きを見る

癒し系ルーキーの荒川怜郁、強風のなかでも伸ばして上位浮上

癒し系ルーキーの荒川怜郁、強風のなかでも伸ばして上位浮上(撮影:福田文平)

<JLPGA ファイナルQT 2日目◇30日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6442ヤード・パー72>

「後半は歩く時も風でしんどいなって思うくらい吹いてました」。瞬間最大風速が10メートルを超える強風のラウンドを、のんびりとした口調で振り返ったのは、今月プロテストに合格したばかりの荒川怜郁(れいか)だ。沖縄出身のルーキーは、「風を考えているうちに集中力が上がった」とタフなコンディションを味方に、この日のベストスコアタイとなる「68」を記録した。

ベストアマ獲得で西郷・西村らとパシャリ【写真】

多くの選手を苦しめた強風が、まさしく“追い風”になった場面もあった。それが4番パー4だ。右手前10メートルから狙ったバーディパットは、一度は勢いを失いカップまで届かず止まったかのように見えたが、そこからコロリ。カップに吸い込まれた。「たぶん風のおかげですね」。つらいはずの強風に助けられたとすら感じる。

2001年6月10日生まれで、沖縄県のうるま市で育った21歳。現在は岐阜県の中部学院大3年生で、ゴルフ部に在籍しながらプロテストに合格した。「高校まで洗濯もできなかった」というが、実家を出てアパートでひとり暮らし中。「たくさん買って余った食材で、名前のない料理も作れるようになりました。砂糖を入れると、それっぽい味になるんですよね」と、生活力もアップしている。

「前期は試合で少ししか学校に行けなかったけど、行ける時は疲れていても行ってました。友達がいれば、みんなで割り勘して鍋を作って食べたりもします」。コースを離れるとキャンパスライフを楽しむ普通の大学生だが、クラブを握るとやはり一味も二味も違う。アマチュアとして出場した地元での今季ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を10位タイでフィニッシュ。プロテストも通過し、そして今回のQTで来季のレギュラー出場権に着々と近づいている。

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