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“ホンダ”がPGAツアーから撤退 「ザ・ホンダクラシック」は23年大会が最後 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

PGAツアーからホンダが撤退? 松山英樹は過去2度出場(撮影:GettyImages)

日本を代表する自動車メーカーのひとつ、“ホンダ”の名前がPGAツアーから姿を消す。「ザ・ホンダクラシック」は2023年2月23〜26日に行われる米フロリダ州パームビーチでの開催を最後に、タイトルスポンサーの更新がされなかったと複数の米ゴルフメディアが伝えている。

日本でHONDAといえばこの双子【写真】

同大会は1972年、「ジャッキー・グレアソンズ・インベラリィクラシック」として開始。82年から“ホンダ”がタイトルスポンサーを務めてきた。舞台が“ベアトラップ”と呼ばれるジャック・ニクラス(米国)設計のPGAナショナルR&S・チャンピオンコースに移ったのは2007年のこと。米フロリダ州パームビーチにも自宅を持つニクラスは、バーバラ夫人が会長を務める同地のチルドレンヘルスケアがホストとなり、“ザ・ニクラス・チルドレンズ・ヘルスケアファンデーション”が主要チャリティーとなった。

50年の歴史を誇る大会は、これまで5000万ドル(約72億円)超えるチャリティーを地元やニクラウスのヘルスケアに寄付してきた。「ホンダがタイトルスポンサーになった1982年当時は、ちょうど、米国でホンダ・アコードの発売の準備をしていたころだった。ホンダは世界に知られる存在となり目標は遂げられた」と大会ディレクターのアンドリュー・ジョージ氏。24年以降は新たなタイトルスポンサーを見つけ、大会は存続するという。

フロリダ州パームビーチエリアにはタイガー・ウッズ(米国)を筆頭に、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジャスティン・トーマス(米国)ら多くのトップ選手が自宅を構える。15年は世界ランキングトップ25位までのうち15名が出場したが、19年以降は“第5のメジャー”と呼ばれる「プレーヤーズ選手権」が5月から3月に戻されるスケジュールに変更。2月末から始まるフロリダシーズンの初戦となり、トップ選手の欠場が相次いだ。

また23年から開始される賞金総額2000万ドル(約29億円)の“高額賞金大会”に選出されなかったことで、総額800万ドル(約11億6000万円)の「ザ・ホンダクラシック」は、さらにトップ選手不在と予想されている。(文・武川玲子=米国在住)

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