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ファーストQT免除への“大逆転勝利” 新垣比菜、来季につながる価値ある復活V | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 新垣比菜 -7 2 青山加織 -5 藤本麻子 -5 武尾咲希 -5 5 松田鈴英 -4 6 須江唯加 -3 川満陽香理 -3 8 寺岡沙弥香 -2 高久みなみ -2 大城さつき -2 順位の続きを見る

秋につかんだこの1勝が来季へ向け大きな意味を持つ

秋につかんだこの1勝が来季へ向け大きな意味を持つ(撮影:福田文平)

京都レディース 最終日◇18日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6419ヤード・パー72>

ステップ・アップ・ツアーの今季最終戦で、レギュラーツアー1勝の黄金世代・新垣比菜が来季へ向けて価値ある優勝を遂げた。首位タイからスタートした最終日に1つ伸ばし、トータル7アンダーでライバルたちを退けた。「なんか不思議な感じです」。土壇場で挙げた勝利の直後は、こんなフワフワした気持ちに包まれた。

新垣比菜がパーティドレス姿で見せたコミカルな一面【写真】

出だしの1番から3パットでボギーを叩くと、続く2番でもスコアを落とした。「出だしから2連続ボギー。『きょうはダメだな』と思ったんですけど…」。しかし続く3番パー5で2オンに成功すると、13メートルのイーグルトライを決めて一気に取り戻した。「きょうは少し荒れていて、ティショットも引っかけることが多かった」と、気持ちよくスコアを伸ばす…とはいかなかったが、失っても取り返すゴルフでひさしぶりに勝利の味をかみしめた。

注目世代の筆頭選手の一人として、プロ転向前から話題に挙がることが多かった。アマチュアながら2015年には「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」でステップ優勝。17年のプロテストでも一発合格を果たすと、翌年の「サイバーエージェント レディス」でプロとして同世代最速のレギュラーツアー優勝をつかみとった。19年も賞金ランク27位で楽々シードを確保。しかし、新型コロナウイルスがまん延し始めた20年ごろから不振に陥り、統合されたそのシーズンにシードを喪失した。

今年も「4月頃から自分でもやばいかもと思い始めて、そこからは少しきつかったですね。ティショットがドチーピンしたり、散ったりして」と、悪い状況は尾を引いていた。QTランキング19位で臨んだ今季も、秋口まで予選落ちの連続。しかし、10月の「日本女子オープン」からは6試合連続で決勝ラウンドを戦うなど、復調の兆しを見せていた。主催者推薦選考会を勝ち抜いて試合に出場するなど、置かれる立場はここ数年で大きく変わったが、「富士通レディース」で優勝争いのすえ3位になるなど、確実に精彩を取り戻しつつある。

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