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マキロイ、PGAツアーとLIVゴルフが妥協するために「ノーマンは退陣すべき!」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

マキロイがLIVゴルフ問題解決に持論を展開(撮影:GettyImages)

世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は今週、DPワールド(欧州)ツアーの最終戦、「DPワールドツアー選手権」(11月17〜20日・ドバイ)に出場する。開幕2日前の15日、英BBC放送インタビューに応え、「まずグレッグ(ノーマン)は舞台から降りるべき」と話し、その後記者に囲まれると「PGAツアーとLIVゴルフが“妥協”見いだすには、まずグレッグ・ノーマンが退陣しないと始まらない」と持論を展開した。

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先週、英テレグラフ紙は「LIVゴルフはグレッグ・ノーマンに替わり、新しいCEOを迎える」と報道。元テーラーメイド社のCEOで辣腕ビジネスマンとして知られるマーク・キング氏の登壇が取り沙汰されている。LIVゴルフはすぐさま噂を否定。巨額の資金を提供しているサウジアラビアがLIVゴルフに“ビジネス”を求めても不思議ではない。

マキロイはこれまで“反LIVゴルフ”の急先鋒となりメッセージを発してきたが、そのトーンは徐々に変化。LIVゴルフで一部のトップ選手がプレーをすることが現実となり、世界ランキングが付与されないことには「このままでは正確なランキングにならない」と事態の解決策を求めている。「いまがグレッグは去るべきとき。大人がテーブルにつき話し合うべきだ」とした。

またノーマンが「LIVゴルフの登場でPGAツアーの賞金もアップしたのだから、LIVゴルフに感謝するべきだ」と発言したことにも触れ、「何百万回も繰り返してきたが、これだけの(賞金で)プレーができるのはタイガーのお陰」とマキロイ。「ここまでゴルフが成長したのはタイガーの影響、タイガーとともにプレーをした世代、それを見て育った次の世代はみなタイガーの偉業の恩恵を受けている」とノーマンの発言を批判した。

マキロイは今年8月、21-22シーズンの米PGAツアーでフェデックスカップを制した。現在DPワールドツアーのランキングもトップで最終戦を迎え、米欧両ツアーのシーズン王者を目指している。「今年のゴルフ界は係争が絶えない大変な1年だった。人が人を訴えるひどい状態だが、来年は解決していくための対話を望む」と新しい年へも希望を語った。(文・武川玲子=米国在住)

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