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女子ゴルフ史上初の8ホールプレーオフ制覇 新海美優が乗り越えた苦悩 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 新海美優 -2 2 藤田光里 -2 3 安田彩乃 -1 山田成美 -1 常文恵 -1 6 小林由枝 0 宮田成華 0 8 櫻井心那 +1 山本薫里 +1 エイミー・コガ +1 順位の続きを見る

8ホールに及ぶ大激闘を制した新海美優(左) 勝利の味は格別だった

8ホールに及ぶ大激闘を制した新海美優(左) 勝利の味は格別だった(撮影:GettyImages)

山口周南レディースカップ 最終日◇12日◇周南カントリー倶楽部(山口県)◇6542ヤード・パー72>

「本当に気合でした…」。女子ツアー史上最長の8ホールにわたるプレーオフを制してプロ初優勝をつかんだ新海美優は、そう言って笑った。

男子ツアーでは過去に“暗闇プレーオフ”も【写真】

新海は永峰咲希や柏原明日架、堀琴音らと同学年の1995年生まれ。切磋琢磨しながらメキメキと力をつけると、2014年のプロテストで一発合格を果たした。“九州の若鷹”の異名を持つツアー通算16勝の鈴木規夫に師事しながら頭角を現し、17年には初シードを獲得した。

だが、翌18年にシードを喪失すると不調が続いた。さらに昨年は8月に背中痛を発症。ゴルフができないほどの状態となってしまう。そのストレスはメンタル面に大きく影響した。「女子ゴルフのサイトやSNSなどで、みんながゴルフしている姿を見るのも嫌になった」。何とか復活してQTを終えた後も調子は上がらず、「辞めようかと本気で思った」とクラブを置くことも頭をよぎった。それでも、顔を上げられたのは周りの支えがあったから。

「所属先やスポンサーの方々が『絶対に焦らなくていいから』と言って下さって。地元の整骨院でも一生懸命に治療してくださるし、トレーナーさんもどうしたらプレーができるか、一生懸命に考えてくれた。本当に皆さんが私以上に一生懸命にやってくださったので、そういう人たちがいなかったら多分、無理でしたね」

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