ヒューストン・オープンで珍事? ラウンド途中で15本目のクラブを追加して“失格” | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
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15本目のクラブ追加で失格となったマーク・ハバード(写真はバミューダ選手権)(撮影:GettyImages)
今週開催している米国男子ツアー「ケイデンス・バンク ヒューストン・オープン」で、マーク・ハバード(米国)が第2ラウンドを終えてから“失格”となった。
理由はルール4.1Cの抵触。初日を「75」の5オーバーでプレーしたハバードは2日目、第2ラウンドを1番からスタート。そして、前半に3つ落としトータル8オーバーでハーフターンをする際に15本目のクラブを追加。後半はそのクラブを数回使用してプレーを続行した。「ハバードは“故意”に15本目のクラブを追加し、棄権を宣言することなくクラブを使用した」とPGAツアーはツイートした。
ゴルフのルールは常に「クラブは14本」と決まっている。ハバードが追加したのはドライバー。のちにツアーオフィシャルに対してハバードは「最初にバッグに入れていたドライバーは思ったスピンが得られずに、フェアウェイを捉えられなかった」ことを原因と話し、「15本目のクラブを入れることは“失格”ではなく、使用した各ホールで“2罰打”を受けると思っていた」と事情を説明した。
実際に、通常は違反をしたホールで“2罰打”を受け、1ラウンドで最大“4罰打”を受けるのだが、このルールには「違反に気づいた時点で15本目を取り出す」という条項がある。ハバードは違反を知りながらプレーを続行したため失格となった。
33歳のハバードは2021-22シーズンのフェデックスカップランキング100位、今季は10月の「サンダーソンファームズ選手権」で5位タイと健闘し、日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」にも参戦して66位だった。だが、直近2戦は予選落ちが続いていた。(文・武川玲子=米国在住)
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