• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • TOTO出られず“ポカーン”からの再起動 原英莉花が最終戦出場へ「脳みそリセット」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

TOTO出られず“ポカーン”からの再起動 原英莉花が最終戦出場へ「脳みそリセット」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

終盤戦へ向け気合十分の原英莉花 最終戦出場を目指す(撮影:福田文平)

伊藤園レディス 事前情報◇10日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>

今季ここまで未勝利の原英莉花は、先週、日本で開催された米ツアー「TOTOジャパンクラシック」の出場権も手にできず「少しポカーン」としながら時間を過ごした。「ここ(TOTO)に出られなかったのか、と。1回脳みそをリセットしないと、スイッチを入れられないかな」と、この週は2日ほどはパターを握る程度の練習にとどめリフレッシュ。その期間を経て“今季残り3戦”に向けての準備を行ってきたという。

原英莉花が見せた“大人な”パーティウェア姿【写真】

大会前のメルセデス・ランキングが37位の原にとって、現時点で確定している試合は、今週と、来週のディフェンディング大会「大王製紙エリエールレディス」まで。今季優勝者や、ランキング上位者らが出場するエリートフィールドで、2年前には優勝もしている最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出るには微妙な立ち位置というのが現実だ。「もちろんあと3試合できるようにという気持ちで取り組んできました」と、今年を締めくくるメジャー大会への気持ちは当然ながら強い。

残り2試合のどちらかで優勝なら文句なしで出場権獲得となるが、もちろんここからメルセデス・ランキングを上げて“安全圏”に入る、という道も用意はされている。終盤まで優勝がなかったが、ようやく大王製紙で勝利したという昨年の“前例”もある。「よく最後に勝ちましたねって思います」と1年前のことを笑って振り返るが、とにかくここから上位争いは必須となる。

ジャンボこと尾崎将司の本拠地・千葉県の大会とあって、コース入りまで何度か足を運び、師匠のもと練習も積んできた。「『太ったな』って言われました(笑)。最近いろいろな人に言われるんです…。(体重は)変わってないんですけど、脂肪? 嫌なんだけどー(笑)」。こう話す声は明るい。TOTOで戦えない悔しさも味わった1週間を、ラストスパートの原動力につなげたい。(文・間宮輝憲)

関連記事