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日本ジュニア覇者の荒木優奈が9位浮上 本番さながらの“全力素振り”がショット力の源 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 橋本美月 -9 2 Lim,Jiyoo -8 3 H・ティンフスアン -6 4 K・ベネット -5 Malixi,Rianne Mikhaela -5 Vinijchaitham,Suvichaya -5 7 N・ヴォンタヴェラップ -4 Durisic,Liyana -4 9 荒木優奈 -3 新地真美夏 -3 順位の続きを見る

高校生の荒木優奈が上位争いへ

高校生の荒木優奈が上位争いへ(撮影:ALBA)

<アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権 2日目◇4日◇サイアムカントリークラブ ウオーターサイドコース(タイ)◇6309ヤード・パー72>

今年の日本ジュニア覇者の荒木優奈(日章学園高2年)が2バーディ・1ボギーの「71」で回り、トータル3アンダー・9位タイ。初の海外試合でじわじわと順位を上げて週末を迎える。

え?このフィニッシュが素振りなの???【写真】

初日の2ホールが悔やまれる。ゴルフの試合だけでなく、プライベート旅行を含めて初めての海外。真新しいパスポートを手にタイに乗り込んできた。荒木は世界アマチュアランキング12位で、出場選手の中では馬場咲希に次ぐ2番手。初日は地元メディアらも視線を注ぎ、大会の雰囲気にのまれ「自分ではない感じ」でスタートホールに立った。1番パー4でボギー、2番パー3でダブルボギーを喫した。その後は本来の力を発揮して5バーディを奪って「70」でフィニッシュ。風が強く吹いた2日目も1つ伸ばした。

圧巻だったのは上りの9番パー4。ツマ先下がりのフェアウェイからの2打地点。左からの向かい風が吹いていた。「ツマ先下がりだったし、左からの風だったので左に出して風に乗せました」。狙い通りのボールはピンの右1メートルにピタリ。ギャラリーを沸かせた。

荒木はショットを打つ前に、本番と見間違える力感、スピード感の素振りを行う。カメラマンだったらシャッターを押しそうな勢いだ。「ボールの後ろから打ちたい弾道をイメージして、ボールの横で本番を想定した素振りをします。アイアンなら距離感のイメージも出します」と、実際に打つ前に本番と同じように全力で振ることで、イメージしたショットが打ちやすくなる。荒木のショット力の高さは素振りから始まっている。

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