吉田鈴が「70」で35位浮上も… プロテスト合格圏外から逆襲へ「やるしかない」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 鶴瀬華月 -7 P・サナポルブーンヤラス -7 藤井美羽 -7 4 神谷そら -6 小暮千広 -6 6 平岡瑠依 -5 ウー・チャイェン -5 高野あかり -5 森彩乃 -5 10 大須賀望 -4 順位の続きを見る
吉田鈴がスコアを伸ばし、運命の最終日へ向かう(撮影:福田文平)
<JLPGA最終プロテスト 3日目◇3日◇大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6543ヤード・パー72>
吉田鈴(りん)が苦境に立たされている。上位20位タイまでの選手が合格となる最終プロテストだが、3日目を終えて吉田はトータル3オーバー・35位タイ。現時点での合格ラインはイーブンパーで、このストローク差を追いかける最後の18ホールが待っている。
初めて挑戦した昨年11月のプロテストは、1打及ばずに涙をのんだ。自身2度目となる今回の最終プロテストは吉田優利の妹としてだけでなく“トップアマ”として注目を浴びているが、初日に「75」と出遅れると2日目も「74」とスコアを伸ばせず。「ショットの調子が本当に悪くて、なんでか分からなくて。でも精神的な問題が一番大きいだろうなと思った」。開幕前に抱いていた自信とは裏腹に、苦しい2日間が続いていた。
2日目を終えてすぐ、ツアー通算7勝のプロゴルファーで吉田のコーチを務める今野康晴に連絡した。「急きょ来てもらいました。(スイングが)こわばっていたというか、結果ばかり気にして目標に振り抜くということができなかったことに、やっと気づきました」と、本来の調子を取り戻した。その結果3日目に5バーディ・3ボギーの「70」をマークし、58位タイから35位タイまで浮上した。
「オーガスタナショナル女子アマ」で日本勢で唯一決勝ラウンドに進出するなど、緊張する場面はこれまでも多くあったが、この大洗ゴルフ倶楽部での最終プロテストのプレッシャーは特別で、知らず知らずのうちに体がこわばっていった。
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