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「経験が力になってくれる」 オーガスタを経て…優利の妹・吉田鈴が2度目の挑戦 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

姉の優利に続け 吉田鈴が2度目のプロテストに挑戦(撮影:福田文平)

JLPGA最終プロテスト 事前情報◇31日◇大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6543ヤード・パー72>

「不安もあるんですけど、自信とやる気のほうが大きいです。心境的には(去年と)全然違います」。2021年度の最終プロテストで1打及ばず涙をのんだ吉田鈴(りん)は、最終プロテストの舞台に戻ってくると、力強いまなざしをみせた。

吉田鈴がオーガスタで号泣【写真】

この1年間はまさしく成長の日々だった。4月には「マスターズ」が行われるオーガスタ・ナショナルGCで決勝を戦う「オーガスタナショナル女子アマ」に参戦し、出場した日本勢4人のうち唯一予選を通過。「オーガスタをきっかけに何かが変わったと思います。人生の目標も変わったし、海外のコースを回ってみて憧れを持ちました。自分にとって大事な経験になりました」。そしてその“経験”は、吉田の背中を押し続けてくれるものになった。

その後出場した国内女子ツアーでは、何度となく予選を通過し、ローアマチュアも獲得。「経験が一番大きい。力になってくれると思う」と、これまでの悔しさも喜びもすべて自らの血となり肉となり、余すところなく精一杯積み重ねてきた。

さらに「気持ちのコントロールができるようになった」と話すように、20位タイという合格ラインについても冷静さをみせる。もちろん通過すること、さらにいえばトップ合格も視野に入れているが、気負いすぎてはいない。「調子によってトップ合格か(カットラインで)耐えるのか。そこは様子をみて、合格したいと思います」。やや俯瞰(ふかん)的に見られるようになったのも、「今年は普通にプレーできれば通ると思っている」というこれまでの準備と努力が支えているからこそだ。

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