優勝スコア13アンダーは「全然イケた」 2mのパットに苦しんだ鈴木隆太は“夢の舞台”逃す | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 H・クロウ -13 2 Bo Jin -12 3 Jeff Guan -9 鈴木隆太 -9 5 Carl Corpus -8 隅内雅人 -8 大嶋港 -8 欧陽子龍 -8 P・ラオパックディ -8 ソン・ミンヒョク -8 順位の続きを見る
上位戦線で戦い続けた4日間 この経験が鈴木隆太をさらに強くさせる(撮影:ALBA)
<アジアパシフィックアマチュア選手権 最終日◇30日◇アマタスプリングカントリークラブ(タイ)◇7502ヤード・パー72>
「夢の舞台」への切符獲得はそう簡単ではなかった。朝から風が強く難コンディションとなった最終日。首位と3打差の4位タイから出た鈴木隆太(日体大2年)は、2番、4番で2つ伸ばすと上位勢がスコアを落としたことで単独首位に立った。しかし、中盤の連続ボギーで後退すると後半に入っても伸ばせず、勝負をかけた17番パー3では池に落とした。3バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「73」。優勝者と4打差のトータル9アンダー・3位タイで4日間を終えた。
優勝すれば来年の「マスターズ」と「全英オープン」の出場権が付与されるビッグイベント。首位を追う鈴木は2番で4メートル、4番で8メートルを沈めて幸先のいいスタートを切ったが、5番以降はパッティングが決まらず苦しい展開に。8番、9番では2メートルのパーパットを外して連続ボギーで後退した。
この日のパッティングを自己分析すると「インパクトでトウ側に当たっていて、ボールにフック回転がかかっていました」と、狙ったところに打ち出してもボールが切れやすい回転になっていた。ラウンド中、修正を試みるがうまくいかない。「自分では感じていないものが出ていたのかも…」。強い風に影響されていた部分もあるが、マスターズへの重圧は想像以上に大きかった。
トータル11アンダーで迎えた浮島グリーンの名物・17番パー3。この時点で首位とは3打差だった。「パターが入らないのでベタピンにつけよう」と気合を込めたティショットは、グリーンの右端に切られたピンよりさらに右に飛んで池の中へ。「狙った結果なので」と勝負をかけた一打だったが、結果はダブルボギー。「全体的に悔しいラウンドになりましたが、この経験を次につなげたい」と話した。
Follow @ssn_supersports