PGAツアーが新たな訴訟　サウジのファンドとその総裁をNY州で提訴 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

PGAツアーが新たな訴訟（撮影：GettyImages）

PGAツアーとLIVゴルフの訴訟合戦がまたエスカレート。21日、PGAツアーは米ニューヨーク州で、サウジアラビア政府系投資機関の「パブリック・インベストメント・ファンド」（以下、PIF）とその総裁、ヤシル・オスマン・アルルマイカン氏を提訴したことがわかった。

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訴状が提出されたのは20日（木）でニューヨーク南部マンハッタンの米国地方裁判所、LIVゴルフの財源となっているPIFとアルルマイカン氏に対し、「強制証拠開示」を求め連邦訴訟として提訴した。資産5千億ドル（約75兆円）以上とされるPIFは、超高額賞金で今年から開催されているLIVゴルフを金銭的にバックアップする。

アルルマイカン氏は英国のサッカークラブ「ニューキャッスル・ユナイテッド」とサウジアラビアの国有石油会社「アラムコ」の会長も務めている。

PGAツアーとLIVゴルフの訴訟は8月、米カリフォルニア州の地方裁判所に、フィル・ミケルソン、ブライソン・デシャンボー（ともに米国）らLIVゴルフに参戦する11名の選手がPGAツアーを相手取り、「独占禁止法違反」として提訴、ミケルソンら8名の選手が訴訟から降板し現在はLIVゴルフとデシャンボーら3名の選手が原告、9月末にはPGAツアーが逆提訴、同裁判は2024年1月に公判が行われる。（文・武川玲子=米国在住）