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ルールのスキマ? 渋野日向子だけTOTOでポイントが加算される理由 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

海外メジャー2試合でこの数字 恐るべしです(撮影:福田文平)

富士通レディース」も終わり、日本で行われる唯一の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」(11月3日〜6日・瀬田ゴルフコース北コース)の出場者78名が決定した。すでに決まっていた米ツアーメンバー43人に加えて、日本ツアー側も今大会終了時のメルセデス・ランキング上位35名が出場権を手にした。

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ただし、上位35名には米ツアーメンバーとしてすでに出場権を得ている渋野日向子も入っている。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のトーナメント規則により日米両方で出場権を得た場合は米ツアーでの出場権が優先されるため、渋野の分は繰り下がり。実質的に36位までの選手が切符を手にしたかたちだ。

渋野の日本ツアーメンバーとしての出場権獲得をもう少し掘り下げてみたい。ここまで渋野は日本ツアーの出場は1試合([AIG女子オープン]()」(全英)で3位と海外メジャーでポイントを加算。海外メジャーの獲得ポイントは日本のメジャーの倍に設定されているため、こういった現象が起きたのだ。

ここで面白いことが起こる。同大会では米ツアーメンバーにはメルセデスポイントは付与されないのだが、トーナメント規則には『米ツアーメンバーとして出場したとしても日本ツアーメンバーとしての出場最低ラインとなるメルセデス・ランキング35位を上回っていた場合、TOTOジャパンクラシックでメルセデスポイントが付与される』とある。つまり、同ランキングで26位につけ日本ツアーメンバーとしても出場権を得た渋野だけはポイントが付与されるのだ。

この付与の意味は後々大きな意味を持ってくるかもしれない。渋野はこの後の日本ツアーの全試合に出場したとしても出場義務試合数(国際ツアーメンバーは開催試合数の20%以上、違反した場合は翌年度単年シードなど対象外)には達することはできない(3シーズンの複数年シードは保持)。

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