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セルヒオ・ガルシア、ライダーカップに終止符「大好きだけどいないほうがいい、だから…」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

当分の間、セルヒオ・ガルシアがユニフォームに袖を通すことはなさそうだ(撮影:GettyImages)

「25勝13敗7分」。1999年の初出場以来、セルヒオ・ガルシア(スペイン)が2010年を除く10度のライダーカップ出場での記録、その得点は28.5で欧州ツアーの記録となっている。ライダーカップへの熱意からエネルギッシュなプレーを見せてきたが、来年ローマ開催でのライダーカップへの出場資格を失うことになった。

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現在LIVゴルフで戦うガルシアだが、DPワールドツアーのメンバーでもある。同ツアーは来年2月の裁判が行われるまで、LIVゴルフ参戦の選手も出場が認められている。ただしメンバーを維持するには年間「4試合」の出場義務がある。今季のガルシアはここまで出場したのは「Slync.io ドバイデザートクラシック」、「BMWインターナショナル・オープン」、そしてこの「BMW PGA選手権」の3大会のみ、しかし出場資格のある次戦、スペインで開催される「マヨルカ・ゴルフオープン」は欠場を選択した。これによりガルシアはツアーメンバーの資格を失い、ライダーカップポイントも得ることができなくなり、ライダーカップキャリアを終えることになる。

ガルシアは米スポーツイラストレイティッド誌のインタビューに応え、「もちろんライダーカップの一員になりたかったが、だけど僕がプレーすることに、多くの人が反対している。もし欧州チームにとって僕がいないほうがいいのなら、僕はもう出ない」と話した。またメンバー資格は失ってもキャリアマネーで出場資格のあるDPワールドツアーに関しても「どうも僕がプレーすることは歓迎されていないと感じている。それなら誰の邪魔もしたくない…」と今後は参戦を見送る意向を示した。

ガルシアは9月、ロンドン近郊のウエントワースGCで開催されたDPワールド(欧州)ツアーのフラッグシップ大会、「BMW・PGA選手権」から「理由を告げず」から途中棄権、2日後には米テキサス州でカレッジフットボールを観戦していたことから、DPワールドツアーは「罰金処分」とした。

2017年のマスターズチャンピオン、42歳のガルシアはLIVゴルフに参戦中で、その契約金は4500万ドル(約65億円)と推定されている。(文・武川玲子=米国在住)

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